• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低温イオン注入誘起相変態現象の探索と機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 09242101
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関高知工科大学

研究代表者

谷脇 雅文  高知工科大学, 工学部, 教授 (20133712)

研究分担者 鈴木 朝夫  高知工科大学, 工学部, 教授 (80016782)
義家 敏正  京都大学, 原子炉実験所, 教授 (20124844)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードイオン注入 / 化合物半導体 / 相変態 / 非晶質 / ガリウムヒ素 / インジウムリン / インジウムリン アンチモン
研究概要

低温でSnイオン注入したInPの表面層を断面TEMで調べ、多結晶リングを観察した。このうち、一連の強いリングはInPの高圧相であるrock-salt型のX-ray diffractionデータと良く対応することから、イオン注入によって蓄積された応力によって、表面層がzinc-blend型からrock-salt型に相変態したものと考えた。この現象をさらに探索するため、系をInSb,GaSb,GaAsにひろげた。
InP、InSbではrock-salt型のリングが観察されたが、他のふたつのGa系ではみとめられなかった。特にGaSbには、非晶質をあらわすハロ-がわずかに認められるのみであった。
再度、同定を見直した。その結果、InPおよびInSbのすべてのリングは、In_2O_3のX-rayデータとよく符号することがわかった。酸化物In_2O_3がどこに存在するか、分析TEMによって調べた。観察結果から、試料を薄膜化するさいに飛散したInが酸素と結合し、In_2O_3となって、TEM試料上に残ってしまったものと考えられる。
最近、1.5x10^<15>Sn^+/cm^2注入InPをあらためてJEOL JEM-2010Fで観察したところ、注入層の支配的な構造は非晶質であった。しかし、rock-salt type構造とみられるextra spotも観察されている。8x10^<14>Sn^+/cm^2注入した試料のSAEDには、母相の格子定数の縮小が見られ、zinc-blend typeからrock-salt typeへの相変態が生じてもおかしくない。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masafumi TANIWAKI: "Annzaling behavior of electrical conductivity of Inp implanted with Sn at a low temperature" KURRI ProgressReport. 1996. 87 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi