研究課題/領域番号 |
09470243
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
奥芝 俊一 北海道大学, 医学部・附属病院, 講師 (70185536)
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研究分担者 |
瀧本 将人 北海道大学, 医学部, 講師 (30179585)
葛巻 暹 北海道大学, 医学部, 教授 (80091445)
近藤 哲 北海道大学, 医学部, 助教授 (30215454)
加藤 紘之 北海道大学, 医学部, 教授 (80002369)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
13,400千円 (直接経費: 13,400千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 10,600千円 (直接経費: 10,600千円)
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キーワード | 食道癌 / 癌の遺伝子治療 / N116Y / RAS抑制変異体 / 遺伝子治療 / アデノウイルスペクター / p53 / K-ras |
研究概要 |
現在、癌に対する遺伝子治療は、癌免疫遺伝子療法や、癌抑制遣伝子、ヘルペスウイルス・チミジンキナーゼ或いはアンチセンス導入によるものが主流であり、dominant negative mutantを用いた遺伝子治療の検討は殆どなされていない。その意味で、RAS抑制変異体N116Yを用いた遺伝子治療研究はきわめて独創的なアプローチであるといえる。また、食道癌の発生にp53の変異は深く関与しており、p53の変異を有する食道癌細胞へ遺伝子を導入すると著明な増殖抑制効果が得られる。本研究を通じ、in vivoにおけるN116Yの腫瘍抑制効果を評価することができ、N116Yの治療遺伝子としての可能性が示された。さらにp53の変異の有無によるN116Yとp53の効果を比較することにより、N116Yが食道癌細胞の遺伝子異常の種類によらず広く適用可能であることを証明し得た。
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