研究課題/領域番号 |
09680223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
宮尾 淳一 広島大学, 総合科学部, 助教授 (30200124)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 手話 / 手話学習システム / 仮想現実感 / CAI / 教授法 / 手話動画像圧縮 / 動画像圧縮 |
研究概要 |
本研究では、初心者による日本手話の容易な習得を目的として、手話形態特徴の収集・解析とそれを用いた教授法の研究と、それらを組み込んだ学習システムの研究開発を行った。研究成果を以下1-5に列挙する。 1.教授法に関する考察:手話動作の位置や形状などの重要度を形態特徴と呼び、この重要度に基づいて重みの大きい点から教授する手話特徴に基づく教授法を考案した。この方法により、学習者の習熟度に適応した教授を可能にすると共に、初心者における学習負担の軽減を期待できる。 2.手話形態特徴の収集と解析:前述の教授法では形態特徴の数量化が必須である。そこで、CGにより標準動作を自動的に変形した多様な動画を作成し、それらを手話熟練者が評価して特徴量を求める方法を考案した。本方式により、特徴量の変化に対する網羅的かつ数量化された結果を得ることができる。 3.学習システム構築に関する考察:考案した教授法を組み込んだ学習システムを試作した。本システムでは、仮想現実感装置としてデータグローブと3次元位置角度センサー装備することにより、学習者動作のシステムへのフードバックを可能にしている。これにより、従来のシステムでは困難であった学習者の評価が可能になり、これを教授法とリンクさせることにより教育効果の向上が期待できる。 4.教授法の評価:本研究により実際に収集・解析した手話特徴データに基づいて、教授法の評価を行った。その結果、必要十分な手話習得が行え、かつ、学習時間の短縮と学習者負担の軽減が確認された。 5.手話形態特徴の応用:本研究において収集・解析した手話特徴データを用いた手話動画像の圧縮について考察し、実際の映像を用いて、フレーム数の最小化などが行えることを示した。
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