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極小曲面とハミルトン極小ラグランジュ部分多様体の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09740046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関弘前大学

研究代表者

榊 真  弘前大学, 理工学部, 助教授 (20225783)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード極小曲面 / 部分多様体 / 変分法
研究概要

概ケーラー多様体内のラグランジュ部分多様体や、接触リーマン多様体内のルジャンドル部分多様体が、さらに極小部分多様体でもあるという条件は、一般にはだいぶ強い条件のように思われる。そこで、少し条件の弱い変分解である、ハミルトン停留ラグランジュ部分多様体や、接触停留ルジャンドル部分多様体を考える方が自然であると考えられる。
本研究では、まず、ハミルトン停留ラグランジュ部分多様体について議論し、ハミルトン停留なラグランジュ法ベクトル束をもつ曲線や曲面を研究した。
次に、接触停留ルジャンドル部分多様体の概念を以下のように導入した。接触リーマン多様体内のルジャンドル部分多様体は、外側の空間の接触ベクトル場に沿った変形に関して、体積汎関数の停留点となっているとき、接触停留ルジャンドル部分多様体であると定義する。そして、接触停留ルジャンドル部分多様体のオイラーラグランジュの方程式を導き出した。
また、2次元リーマン多様体上の曲線が、接触停留なルジャンドル単位法ベクトル束をもつための必要十分条件を求め、特に、2次元定曲率空間上の曲線の場合に分類した。その結果、測地線でない接触停留ルジャンドル曲線の例を構成することができ、接触停留な単位法ベクトル束をもつ平面曲線の具体的な媒介変数表示を得ることもできた。
現在、3次元ユークリッド空間内の曲面が、接触停留なルジャンドル単位法ベクトル束をもつための条件について考察しており、それによって、非極小接触停留ルジャンドル曲面の例を構成することができるのではないかと考えている。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 榊 真: "Hamiltonian stationary normal bundles" 数理解析研究所講究録. 1044. 49-52 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 榊 真: "Hamiltonian stationary normal bundles of surfaces in R^3" Proc.Amer.Math.Soc.(印刷中). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 榊 真: "微分積分入門" 学術図書出版社, 98ページ (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 榊 真: "Hamiltonian stationary normal bundles of surfaces in R^3" Proc.Amer.Math.Soc.(印刷中).

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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