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肺癌に於ける癌抑制遺伝子-その発現欠失のメカニズムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 09771010
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関東京医科大学

研究代表者

平栗 俊介  東京医科大学, 医学部, 助手 (00246282)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード肺癌 / 癌関連遺伝子 / FGR / PKR / MSH-2 / E-cadherin / Topoisomerase-I / MSH2
研究概要

肺癌切除症例における種々の癌関連遺伝子の発現について検討した。
I. Pl-DNAプローブを用いたFluorescent in-situ Hybridizationによる遺伝子コピー数の検討
(1) FGR(lp36):中分化型腺癌例で1核あたり6つのシグナルを認め、遺伝子コピー数の増加あるいは染色体の3倍体への変化が示唆された。
(2) PKR/MSH2(2p22):複数の腺癌例で無数のシグナルを認め、遺伝子コピー数の増加が示唆された。
(3) APC/MCC(5q14-23)、c-MYC(8q23-24):シグナル数に変化は認めなかった。
(4) BRCA1(13q13)、Rb1(13q14):大細胞癌例で遺伝子欠失が示唆された。
(5) E-cadherin(16q22):中分化型腺癌例で遺伝子欠失が示唆された。
(6) Topoisomerase-I(20q12):転移性肺癌例で1核あたり10以上のシグナルを示し、遺伝子コピー数の増加が示唆された。新しい抗癌剤topoisomerase-I inhibitorの感受性を示す指標としてFISH法が有用である可能性が示された。
II. Iで変異の認められた遺伝子に対するゲノム不安定性の検討、構造遺伝子変異の検討
(1) FGR:FGRの遺伝子座:1p36近傍のゲノム不安定性をマイクロサテライトDNAマーカーD1S496によるPCR分析で検討した。腫瘍からの抽出DNA,はコントロールと同様分子量210bpで変異は認めなかった。
(2) E-cadherin:E-cadherin全体の構造遺伝子をプロモーター及び16のエクソンに分け、各々PCRプライマーを作成し、肺癌細胞株についての構造上の欠失と点突然変異の検討を始めた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 平栗俊介: "肺癌のゲノム不安定性の臨床分子生物学的検討" 日本癌学会雑誌(総会(第56回)記事). 277-277 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 平栗俊介: "肺癌の遺伝子診断-FISH法を用いた癌遺伝子・癌抑制遺伝子発現の検討" 日本肺癌学会雑誌. 37・5. 638-638 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 平栗俊介: "P1-DNAプローブを用いた肺癌における癌関連遺伝子発現の検討" 日本癌学会雑誌(第57回総会記事). 98. 712-712 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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