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メディアアート「再考」―ヴィデオアートを中心に

研究課題

研究課題/領域番号 09J00355
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 美学・美術史
研究機関京都大学

研究代表者

太田 純貴  京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2010年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2009年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードヴィデオアート / メディアアート / ドラッグカルチャー / ナム・ジュン・パイク / メディアシティ・ソウル / 光州ビエンナーレ / メディア考古学 / 共感覚 / アルス・エレクトロニカ / 視覚教育
研究概要

平成22年度の主な研究業績は、フィールドワーク、口頭発表と論文、翻訳の三点である。
フィールドワークは、採用一年次に予定していたナム・ジュン・パイクアートセンター(ソウル、韓国)での調査及び、メディアアートのフェスティヴァルである「メディアシティ・ソウル」(ソウル、韓国)、光州ビエンナーレ(光州、韓国)への参加である。ナム・ジュン・パイクアートセンターでは、メディアアート、ヴィデオアートの祖とされるパイクの作品の調査を行った。上記のフェスティヴァルに関してはメディアアート作品の分析及び、カタログなど文献資料の収集も合わせて行った。これらのフィールドワークの研究成果は、最先端の動向(作品と理論)の把握、芸術作品(主にパイク)の調査である。帰国後には京都大学でアウトリーチ活動として、これらの報告会を行った。
口頭発表と論文では、ヴィデオアートと同時代の歴史的社会的文脈との関わりを分析した。具体的にはヴィデオアートとドラッグカルチャーとの関連性について議論を行った。特にLSDがもたらした感覚や意識の変容が、ヴィデオアートにおいても表象され、その際に生じるのが共感覚的な感性的体験ではないかということを、具体的にはリンダ・ベングリスの作品分析を通して、口頭発表および論文による理論的考察を行った。
翻訳は、メディア考古学に関する英語論文と、英語で執筆された思想事典の項目のいくつかを担当した。前者は、書籍に収蔵されることが決定しており、日本では紹介の薄いメディア考古学という手法を導入するための端緒となる論文になると思われる。後者は、事典という性質上、哲学、美学など様々な理論的なアプローチを行うための基礎的な資料となることが考えられる。

報告書

(2件)
  • 2010 実績報告書
  • 2009 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] ヴィデオアートとLSD-リンダ・ベングリス"NOW"を中心に-2011

    • 著者名/発表者名
      太田純貴
    • 雑誌名

      神戸大学美学芸術学論集(神戸大学芸術学研究室)

      巻: 第七号 印刷中

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ヴィデオアートとLSD2011

    • 著者名/発表者名
      太田純貴
    • 学会等名
      神戸大学大学院教育改革支援プログラム
    • 発表場所
      神戸大学(兵庫)(招待講演)
    • 年月日
      2011-01-29
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] タイムマシン/タイムトラヴェルにおける身体-H.G.ウェルズ『タイムマシン』を中心に2010

    • 著者名/発表者名
      太田純貴
    • 学会等名
      日本記号学会
    • 発表場所
      京都大学(京都)
    • 年月日
      2010-11-13
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ヴィデオ試論2009

    • 著者名/発表者名
      太田純貴
    • 学会等名
      第8回京都美学美術史学会研究大会
    • 発表場所
      京都大学(京都府)
    • 年月日
      2009-12-12
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] どもるということ2009

    • 著者名/発表者名
      太田純貴
    • 学会等名
      日本記号学会第29回大会
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県)
    • 年月日
      2009-05-18
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [備考] で順次公開予定

    • URL

      http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics/people/index.html

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [備考] で業績を随時反映予定である

    • URL

      http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/aesthetics/people/index.htm1#ota

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書

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公開日: 2009-04-01   更新日: 2024-03-26  

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