研究課題/領域番号 |
10102002
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
藤澤 仁 旭川医科大学, 医学部, 教授 (10027039)
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研究分担者 |
石田 敦彦 旭川医科大学, 医学部, 助手 (90212886)
加藤 剛志 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60194833)
亀下 勇 旭川医科大学, 医学部, 助教授 (60127941)
木谷 隆子 旭川医科大学, 医学部, 教務職員 (70101417)
竹内 昌之 旭川医科大学, 医学部, 助手 (40226999)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
215,000千円 (直接経費: 209,000千円、間接経費: 6,000千円)
2001年度: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円)
2000年度: 20,000千円 (直接経費: 20,000千円)
1999年度: 85,000千円 (直接経費: 85,000千円)
1998年度: 84,000千円 (直接経費: 84,000千円)
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キーワード | カルシウムイオン / カルモデュリン / CaMキナーゼカスケード / CaMキナーゼII / CaMキナーゼIV / CaMキナーゼキナーゼ / CaMキナーゼホスファターゼ / CaMキナーゼホスファターゼN / Aキナーゼ / CaMキナーゼI / シグナル伝達 / 蛋白質リン酸化酵素 / 蛋白質脱リン酸化酵素 |
研究概要 |
1.CaMキナーゼIIの活性制御と生理作用 CaMキナーゼIIはThr-286を自己リン酸化して活性型酵素となるが、このリン酸化型/活性型CaMキナーゼIIのThr-286を特異的に脱リン酸化して脱活性化する新しいプロテインホスファターゼ(CaMキナーゼホスファターゼ)をラット脳に見出し、酵素を精製して性質を調べ、CaMキナーゼIIがリン酸化と脱リン酸化によって活性制御されている可能性を示した。またCaMキナーゼIIが自己リン酸化されるとカルシウム/カルモデュリンに対する親和性が著しく増大することをビアコアを用いて解析し、細胞内カルシウムイオン濃度が上昇した時に活性化されたCaMキナーゼIIは多数のカルモデュリン結合蛋白質が存在するなかで優先的に高い活性が維持される可能性を示した。 2.CaMキナーゼI、IVの活性制御機構 CaMキナーゼキナーゼによってリン酸化/活性化されたCaMキナーゼIとIVは、CaMキナーゼホスファターゼによってそれぞれThr-177とThr-196が特異的に脱リン酸化されることを見出し、CaMキナーゼI、IVにもCaMキナーゼIIと同様にリン酸化、脱リン酸化による活性制御機構が存在することを明らかにした。 3.CaMキナーゼホスファターゼとCaMキナーゼホスファターゼN リン酸化型/活性型CaMキナーゼI、II、IVを特異的に脱リン酸化、脱活性化するCaMキナーゼホスファターゼは細胞質に分布するが、神経細胞の核に限局して分布する新たなCaMキナーゼホスファターゼ(CaMキナーゼホスファターゼN)が存在することを見出し、その性質を調べた。 4.CaMキナーゼカスケードの存在様式と作用機構 CaMキナーゼカスケードの構成蛋白質それぞれの特異抗体を調製して免疫組織化学的にそれぞれの分布を調べ、各部位におけるこれらの制御系の作用のしかたを考察した。
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