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リニアモーターカー応用工作機械による高速・高精度加工に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10450057
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関京都大学

研究代表者

垣野 義昭  京都大学, 工学研究科, 教授 (00026204)

研究分担者 中川 平三郎  滋賀県立大学, 工学部, 教授 (50033345)
松原 厚  京都大学, 工学研究科, 助教授 (80243054)
井原 之敏  京都大学, 工学研究科, 助手 (90213199)
木下 虎男  三菱電機(株), 名古屋製造所NCシステム部, 参事
刈田 充二  神鋼電気(株), 開発本部, 次長
竹下 虎男  三菱電機名古屋製作所, NCシステム部, 参事
苅田 充二  神鋼電機株式会社, 開発部, 次長
藤原 彰彦  三菱電機(株), 京都精機製作所, 主務
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワードリニアモーターカー / 工作機械 / 送り駆動系 / 高速加工 / 減衰制御 / 振動 / サーボ系 / リニアモータ / リニアモーター / 高速・高精度 / 高能率加工
研究概要

リニアモータを応用した高速・高加減速マシニングセンタを行程集約型の変種変量生産システムの母機として活用するための基礎的研究を行った.主な研究成果は以下の通り.
(1)リニアモータ応用工作機械による高速加工実験を行った.加工材料は自動車のシリンダーブロックやエンジンブロックを想定して,アルミ鋳物(ADC12)と鋳鉄(FC25)とした.ADC12とFC25のフェイスミル加工(工具は,それぞれ焼結ダイヤモンド,焼結CBNを使用)においては,高速切削条件下においても,それぞれ4.6μmRy,2.5μmRyの表面あらさが得られた.また,パスのつなぎ目の段差は問題にならず,Z方向には十分な剛性があることが検証された.コーティング超硬工具を使用したADC12の高速エンドミル加工の結果,表面あらさは15μmRyとなった.これはY軸方向の剛性が低いためで,送り系のサーボ剛性不足によるものであると考えられる.
(2)高速・高加減速送り系の利点を生かして,ドリルを穴底到達後に従来の制御方法よりも高速で引き戻すことにより穴底でのこすりによる摩耗の進行を小さくし,工具摩耗の抑制をはかった.コーティング超硬工具を用いた鋳物のドリル加工では,従来の38%の工具寿命の延長が確認できた.
(3)送り系サーボ特性向上のための送り駆動機構にサブアクチュエータを配置し,減衰特性を向上できるかの研究を行った.リニアモータをサブアクチュエータとして導入し,ハイパスフィルタと比例ゲインで構成した減衰制御系を実装した結果,主送り駆動系の速度ゲインを80%増加することができた.これにより応答性・サーボ剛性が向上できることを確認した.
(4)構造体振動のサーボ系への影響をおさえるために速度サーボ系に振動制御補償器を実装した.安定性に問題を与える振動モードを補償することにより速度サーボ系のハイゲイン化が図れることを示した.

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] Y.KAKINO: "Tools for High Speed and High Acceleration Feed Drive System of NC Nachine Tools"The 2nd lnt. Sympo. on Linear Drives for Ind. app.. 15-21 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 垣野義昭: "知能化工作機械による高速・高能率ドリル加工"日本機会学会第76期全国大会講演論文集. 5. 293-294 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松原厚: "構造振動を考慮したリニアサーボ系の設計"精密工学会誌. 66. 122-126 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 垣野義昭: "ボールねじ駆動とリニアモータ駆動の性能比較"2000年度精密工学会春季大会シンポジウム資料. 3. 17-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Kakino: "Tools for High Speed and high Acceleration feed Drives System of NC Machine Tools"Proc. of the 2ィイD1ndィエD1 Int. Symposium on Linear Drives for Ind. App. 15-21 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Kakino: "High-Speed and High Productive Drilling by Intelligent Machine Tools"Proc. of the 76ィイD1thィエD1 Annual Meeting of the JSME. 5. 293-294 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A. Matsubara: "Design of Linear Motor Servo System under the Influence of Structural Vibrations"Journal of the JSPE. 66, 1. 122-126 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y. Kakino: "Comparison of Ballscrew Drives and Linear Drives"Proc. of the JSPE Symposium of 2000 Spring Meeting.. 3. 17-20 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松原 厚: "構造振動を考慮したリニアサーボ系の設計"精密工学会誌. 66・1. 122-126 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 垣野義昭: "ボールねじ駆動とリニアモータ駆動の性能比較"2000年度精密工学会春季大会シンポジウム資料. 3. 17-20 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Kakino: "Tools for High Speed and High Accle Leration Feed Drive System of NC Machire Tools" The 2nd Int.Sympo.on Linear Drives for Ind.App.15-21 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 垣野義昭,松原厚他: "知能化工作機械による高速・高能率ドリル加工" 日本機械学会第76期全国大会講演論文集. 5. 293-294 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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