研究課題/領域番号 |
10470331
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小川 修 京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)
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研究分担者 |
賀本 敏行 京都大学, 医学研究科, 助手 (00281098)
寺井 章人 京都大学, 医学研究科, 講師 (50243019)
筧 善行 京都大学, 医学研究科, 助教授 (20214273)
中村 英二郎 京都大学, 医学研究科, 助手 (90293878)
木下 秀文 京都大学, 医学研究科, 助手 (30324635)
寺地 敏郎 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (50207487)
山田 仁 京都大学, 大学院・医学研究科, 助手
加藤 哲郎 秋田大学, 医学部, 教授 (40004642)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1998年度: 6,900千円 (直接経費: 6,900千円)
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キーワード | 泌尿器科癌 / 膀胱癌 / 前立腺癌 / メチル化 / エピジェネティック / 尿路性器癌 / メテレーション / 遺伝子変異 / エピジェネティックス |
研究概要 |
1)膀胱癌における第8染色体、第9染色体に着目し、臨床材料を用いた遺伝子解析を行った。その結果、第8番染色体短腕上に転移に関係する遺伝子座が存在すること、また第9染色体上の2つのLocusが膀胱癌発生に関与する事が判明した.この領域にある関連候補遺伝子のメチル化に関しては検討を予定している。もう一つの第9染色体上の膀胱癌関連遺伝子(DBCCR1)に関して、そのプロモータ部位のメチル化の状態に関して様々な膀胱癌細胞株に関して検討した。その結果、DBCCR1遺伝子のプロモータ部位は、種々の程度にメチル化を受けており、メチル化の状態とDBCCR1遺伝子発現とは直接関連していない事が判明した。69症例の臨床検体においては52%の症例で、異常なメチル化が検出され、このメチル化は異時性異所性の多発腫瘍間で保持される傾向にあった。 2)テロメレラーゼは、染色体末端のテロメアの伸長反応を触媒し、細胞の不死化に関与するとされている。この蛋白は幹細胞や生殖細胞では発現が認められ、通常の体細胞に分化すると発現が消失する。また、癌化に伴って再び発現することから、ある種のEpigenetic mechanismが関与していると考えられる。このepigeneticな遺伝子発現に着目し、尿路性器癌における臨床的応用の可能性に関して検討した。その結果、テロメラーゼの発現を検出することで、副腎腫瘍の悪性度診断、尿を用いた膀胱癌の非侵襲的診断の可能性が示された。 3)前立腺癌は環境要因と遺伝素因が影響を及ぼし合って、長期過程で発生する。前立腺上皮を取り巻く微細環境は重要な役割を担っており、間質細胞におけるEpigeneticな変化が発癌や悪性進展に影響を及ぼしている可能性がある。ビタミンD受容体(VDR)遺伝子、アンドロゲン代謝に関連する酵素をコードする遺伝子(CYP17)と、細胞接着に関与する遺伝子E-カドヘリン(E-CAD)に着目し検討を加えた。上記の検討において、VDR、CYP17およびE-CADの遺伝子多型が前立腺癌発生のリスクと相関することが判明した。
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