研究課題/領域番号 |
10557043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
公衆衛生学・健康科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宮尾 克 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (70157593)
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研究分担者 |
大澤 研二 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (50203758)
長谷川 勝夫 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (70004463)
御橋 廣眞 (御橋 広眞) 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (30022594)
高橋 誠 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (00281064)
御橋 廣眞 名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (60022456)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
2001年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1998年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 立体画像 / 仮想現実 / 視覚 / 自律神経機能 / 調節 / 輻輳 / 立体視 / 視覚機能 / 自律神経 |
研究概要 |
コンピュータの発達により、バーチャルリアリティ(Virtual Reality : VR)技術を始めとする3次元画像技術は進歩を続けており、VRの特徴である映像との一体感によるリハビリテーションなどの応用や高齢者の遠い記憶をもとにした幼少時のふるさと体験の再現などが考えられる。 本研究では、種々の立体画像に対する自律神経・視覚機能の特性を測定する装置の開発が、本研究の目的であった。 そのため、機器を開発し、ジェットコースターを含むバーチャルリアリティーの映像提示に対して、音声を入れた場合と、立体画像だけの場合とで、視覚機能や重心動揺・心電図R-R間隔をはじめとする自律神経・平衡機能などがいかなる影響を受けるかについて、研究を行った。VR酔いや平衡失調、その他自律神経系の変化がどのようにあらわれ、音声と映像の双方の複合影響を明らかにした。 さらに、シングル・イメージ・ステレオグラムのパネルに対する視覚機能の年齢影響についても、詳細な分析を加え、論文として発表した。 立体画像の生理・心理・視覚影響を総合的に測定し、評価することは、世界的にも貴重なことであり、この装置の開発で、今後一層、研究の発展が期待できる。また携帯電話や携帯情報端末(PDA)の普及が著しく、小画面で、文字や画像の読み取りが求められるが、本研究で開発した装置を用いて、この面で多大な貢献ができた。携帯電話の画面の見易さの改良に根拠を与えることができた。 本研究で開発した自律神経・視覚機能測定装置は、今後の立体画像・VR複合影響の評価に使用することが可能であり、有用であることが確認できた。
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