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20世紀初頭のアメリカ合衆国の女子大学における教育理念・内容の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610281
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育学
研究機関創価大学

研究代表者

坂本 辰朗  創価大学, 教育学部, 教授 (60153912)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード女性大学 / アメリカ合衆国 / 教育史 / ジェンダーと教育 / カリキュラム / 教育哲学 / アメリカ合衆国大学史 / 教育理念 / ジュンダー / 女性大学卒業生協会 / ジェンダー / 20世紀初頭 / アメリカ大学史 / 女子大学 / ジェンダン / 19世紀 / 20世紀
研究概要

本研究報告は三つの部分から構成されている。
マウント・ホリヨーク女性セミナリーの大学への昇格は、それまで長年に亘って培われてきた「セミナリーのエートス」を変容させるものであった。大学設立認可状を取得するためにおこなったカリキュラム改革は、基本的に、旧来の男性大学のカリキュラムのコピーに終わってしまった。
女性教育協会が挑んだハーバード大学の女性への門戸開放は部分的な成功しか収められず、ハーバード女性試験の誕生となった。しかしながら同試験は、エリオット学長によって始められたハーバードの教育改革と矛盾するものであり、それは、エリオットが大学のエクセレンスを研究と独創的な講義に力点を置いて構想したのに対して、当の女性試験は旧来の復唱方式の教育に基礎づけられたものであったからである。
20世紀初頭、大学教育の適格判定や標準化に乗り出した他のいくつかの団体に影響される形で、女性大学卒業生協会もまた、会員校への加盟申請の判定のための基準作りをおこなった。それは女性の教育上の必要性に配慮するという特徴をもつものであり、他の団体による学問的エクセレンスの定義に異議を申し立てるものであったが、リベラル・アーツの呪縛からは逃れられなかった。
本研究では、女性の高等教育の歴史的パラドックス-女性のための高等教育改革が、その"改革"の過程で、一時代前の男性の高等教育を模倣することで、かえって足を掬われることになるというパラドックス-が強調されている。

報告書

(4件)
  • 2001 研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂本辰朗: "世紀転換期における女性の高等教育の変貌-二つの女性大学のケ-ススタディを中心に"創価大学教育学部 坂本辰朗研究室. 36

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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