研究課題/領域番号 |
10610492
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
独語・独文学
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
鷲山 道子 (谷川 道子) 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50038501)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ドイツ現代演劇 / パラダイム・チェンジ / ベルトルト・ブレヒト / ハイナー・ミュラー / ピナ・バウシュ / 文化受容 / 現代演劇のパラダイム・チェンジ / ハムレットマシーン / 異文化との出会い |
研究概要 |
平成10-11年度の科学研究費補助金を得て当該テーマ"ドイツ語圏の現代演劇におけるパラダイム・チェンジに関する研究"に関連して、この年間でかなりの成果を出しえたと思う。学会誌「ドイツ文学」でのドイツ現代演劇特集の企画から、ブレヒト生誕100年をめぐってのさまざまなプロジェクト、静岡での第2回シアターオリンピックスにおける一連のハイナー・ミュラー関連企画への参画等々、研究および演劇文化の実践型場多方におけるその成果の概要はすでに報告したが、ここに提出する報告書は、この十年来の私の研究成果をまとめたものとしてもそのメインとなるものである。 ハイナー・ミュラーは、演劇を軸に20世紀前半を生き抜いたブリヒトの後継者として、いわば20世紀後半の世界の演劇、アート・シーンパラダイム・チェンジの索引者である。その存在の位置と意義をミュラーの没後4年の20世紀のうちにまとめえたことは大きな意味のあることと自負している。それもこれも科研費のこの助成をうけたおかげであると感謝している。さらにハイナー・ミュラーを軸に、これからは世界の演劇アートシーンと研究・実践の両面で連動していくことを考案中である。科研費助成の最終に2000年3月にバリブハイナー・ミュラーに関しての国際シンポに参加して報告。好評を得るとともに、世界の関連するミュラーの研究者や芸術家たちとも知己を得たので、科研費の国際交流へとつないでいきたい。
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