研究課題/領域番号 |
10650517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
川村 彰 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30149893)
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研究分担者 |
萩原 亨 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60172839)
姫野 賢治 中央大学, 理工学部, 教授 (30156616)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 舗装マネジメントシステム / ヘルスモニタリング / 路面評価 / 路面プロファイル / ウェーブレット解析 / 多重解像度解析 |
研究概要 |
本研究により得られた成果は、以下の通り。 平成10年度: ・世界道路協会主催による路面の平坦性に関する国際共通試験(PIARC EVEN)の路面プロファイルデータを用いた。その結果、空間周波数分析と多重解像度分析が路面プロファイルに含まれるノイズの除去、路面の損傷箇所の特定に有効なことがわかった。また、IRIによる調査では、損傷除去によりIRI値が40-50%減少することがわかった。 平成11年度: ・昨年の結果に基づき、路面プロファイルが路面の平坦性指標に及ぼす影響について検討された。PSDとウェーブレット変換を併用した平坦性評価手法により、路面損傷が路面の波状特性に及ぼす影響について良く理解できた。また、国際標準化機構(ISO)による路面評価区分を適用することにより、局在する損傷箇所が路面全体の平坦性に寄与する割合を定量的に把握することができた。また、2次元ウェーブレット変換により、ひび割れなどの平面的広がりを有する路面損傷箇所の特定も可能になった。 平成12年度: ・これまでの成果により、路面の平坦性に関する健全度をモニタリングするためのプロトコルが提案された。モニタリングの手順は以下の通り、 1)路面の縦断プロファイルデータの収集 2)路面データの空間周波数分析および均質性の確認 3)データに含まれるノイズの除去と損傷箇所の特定 4)多重解像度分析を用いた損傷データが路面の平坦性に及ぼす影響の確認 5)前後比較分析を用いた路面の維持修繕に関する判断
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