研究課題/領域番号 |
10670085
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
|
研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
玉置 俊晃 (玉置 俊章) 徳島大学, 医学部, 教授 (80179879)
|
研究分担者 |
吉栖 正典 徳島大学, 医学部, 助手 (60294667)
木戸 博 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (50144978)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
|
キーワード | Endothelin-1(1-31) / 輸入細動脈 / 輸出細動脈 / ヒト培養メサンギウム細胞 / 細胞内カルシウムイオン濃度 / MAP kinase / AP-1 / ET-1 / ヒト腎臓組織 |
研究概要 |
1、合成したEndothelin(ET)-1(1-31)は、ニュージーランド白色ウサギの腎臓より単離した輸入および輸出細動脈の内径を用量依存的に減少させた。ET converting enzyme inhibitor、phosphoramidone、はET-1(1-31)による収縮に影響を与えなかった。ET-1(1-31)による細動脈の収縮作用は、ET_AまたはET^A-like受容体を介した作用と考えられた。 2、合成したET-1(1-31)は、ヒト培養メサンギウム細胞内カルシウムイオン濃度([Ca^<2+>]_i)を用量依存的に増加させた。低濃度(picomole range)でのET-1(1-31)による([Ca^<2+>]_i)増加作用は、細胞内のカルシウム貯蔵部位からの動員と考えられた。 3、合成したEndothelin(ET)-1(1-31)は、[^3H]-thymidineの培養ヒトメサンギウム細胞内取り込みを増加させた。ET-1(1-31)がMAP kinaseの一つであるextracellular signal-regulated kinaseの活性化に続いて転写因子AP-1の活性化を引き起こし、メサンギウム細胞増殖因子として作用している可能性が示唆された。 4、健康成人血中ET-1(1-31)濃度を、ET-1(1-31)とET-1に特異的なsandwich type enzyme immuno-assay kitsを用いて測定した。ET-1(1-31)とET-1濃度は、健康成人の血漿中ET-1(1-31)濃度は、1.70±0.23pg/mlであり、ET-1濃度は2.02±0.16pg/mlであった。
|