研究課題/領域番号 |
10670263
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
仲宗根 昇 琉球大学, 医学部, 助手 (80175497)
|
研究分担者 |
本馬 恭子 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (90253955)
岩永 正明 琉球大学, 医学部, 教授 (00112384)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | コレラ菌 / 定着因子 / FSHA / 外膜蛋白 / in vivo / LPS糖鎖 |
研究概要 |
我々は、コレラ菌の定着因子解明のため、本研究において以下の3因子について検討した。 1)外膜蛋白OmpU 2)フコース感受性赤血球凝集素(FSHA) 3)in vivo発現外膜蛋白P7R 1)OmpUに関しては、これらがコレラ菌の定着因子であろうという報告があったが、我々の追試実験では、これが否定された。 2)FSHAは、世界的にも定着因子の一つであると認められているものであるが、FSHA本体の精製がなされておらず、いまだ推論の域でしかない。我々も、FSHAの精製を試みたが、かなり困難を極めた。そこで、遺伝子レベルでの解析に着手した。この場合も、FSHAの安定性に問題があるため結論にまで至っておらず、現在、実験を続行している。 3)in vivoでのみ発現されるP7R外膜蛋白は、コレラ患者血清に反応する蛋白であるため、その防御抗原としての機能が期待されたが、in vitroの付着実験では、付着阻止能は、認められなかった。これを証明するには、in vivoの系による付着阻止実験をする必要があり、現在幼若ウサギを用いたDuttaテストを検討している。
|