研究課題/領域番号 |
10670841
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 福井医科大学 |
研究代表者 |
高橋 範雄 福井医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10197163)
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研究分担者 |
吉田 正徳 福井医科大学, 医学部附属病院, 講師 (00166969)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | C-11 acetate / F-18 FDG / Positron emission Tomography(PET) / 前立腺癌 / NO |
研究概要 |
前立腺癌を対象としたC-11 acetateの臨床的有用性の検討は前立腺癌5例を追加し、昨年度とあわせ前立腺癌17例となった。また、FDG PETとの比較に加え、骨転移に対する検出能について骨シンチグラフィと比較検討した。C-11 acetateを用いたPET検査では、C-11acetateの尿中排泄はほとんどみられず、前立腺癌17例全例が異常集積として陽性描出された。C-11 acetateは投与後すみやかに癌の取り込まれ、数分でプラトーに達した。また、リンパ節転移、骨転移巣にも著名な集積がみられ、骨転移27病変中23病変を検出可能であった。一方、F-18 FDGを用いたPET検査では、17例中5例では異常集積がみられず、陽性描出できなにかった。また、病巣への集積程度もC-11 acetateの方がより高い傾向であった。また、検出できた骨転移巣は17病変に留まった。C-11 acetateを用いたPET検査は従来の検査薬剤であるF-18 FDGに比べて、前立腺癌および骨転移に対して高い検出能を持ち、検査時間も短く、かつ煩雑な膀胱洗浄も不要であり、高い臨床的有用性が示唆された。さらに、acetateの腫瘍への集積機序を培養細胞とC-14 acetateおよびH-3 thymidineを用いて検討した。C-14はおもにposphatidylcholineおよび中性脂肪に存在し、細胞の増殖能と良好な相関を認めた。従って、acetateの腫瘍への集積は、acetateの同化経路によるもので、腫瘍の成長を反映しており、C-11 acetateを用いたPET検査が、腫瘍の増殖能を評価するのに適していることが示唆された。
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