研究課題/領域番号 |
10671202
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
傳野 隆一 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (40163943)
|
研究分担者 |
浦 英樹 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50264510)
佐藤 卓 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (50205928)
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | AZ521 / ヒト胃癌細胞株 / リンパ節転移 / 腹膜転移 / integrins / CD44 / ヒト胃癌細胞株AZ521 / ヒト膵癌細胞株HPC-3 / 血管新生抑制剤 / TNP-470 / 腹膜播腫 / 肝転移 / 高肝転移株AZ-H5G / 高リンパ節転移株AZ-L5G |
研究概要 |
胃癌リンパ節転移は日常の臨床において最も頻繁に認められるにも関わらず、血行性転移や腹膜播種にくらべ、その転移機序は十分には解明されていない.また転移機序の解明に有効なリンパ節転移モデルの開発も最も遅れている.我々はこれまでに、ヒト胃癌細胞株AZ-521より、血行性転移、腹膜播種モデルを樹立し、その機序の解明を目的に研究を進めてきた結果、胃癌の血行性転移には血管新生が、腹膜播種には運動能の亢進が重要であることを報告してきた.今回、この手法を応用して、再現性の高い高リンパ節転移モデルを開発し、リンパ節転移成立に寄与する細胞生物学的因子を検討した.また血行性転移、腹膜播種モデルとの比較検討を行うことにより、リンパ節転移を決定づける機序の解明を目的とした.さらに、近年の分子生物学の発展により、癌転移成立に様々な遺伝子の関与が報告されている.そこで各転移形式に関わる多数の遺伝子発現の変化を一度に検索する目的で、cDNAマクロアレイ、DNAチップを用いた遺伝子発現プロファイルの作製を試み、各転移形式の差違を遺伝子レベルで解明する.これらの結果を基に、これまでに蓄積してきた臨床材料を用いて検証し、臨床に還元することが目的である.
|