研究課題/領域番号 |
10671238
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
大泉 弘幸 山形大学, 医学部, 講師 (40250930)
|
研究分担者 |
成毛 佳樹 (成平 佳樹) 山形大学, 医学部, 助手 (30301071)
藤島 丈 (藤島 文) 山形大学, 医学部, 助手 (90292424)
島崎 靖久 山形大学, 医学部, 教授 (60116043)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | 同種気管移植 / 冷凍保存法 / 同種移植 / 軟骨輪剥離 / 軟骨輪除去 |
研究概要 |
気管移植 3群の凍結保存気管移植実験(各6頭)を行った。気管軟骨輪の分節剥離群において、6頭中2頭30%に高度狭窄を認めたものの、1ヶ月以上(最長3ヶ月)生存した。他の群における狭窄発現率は剥離除去群で50%、および非剥離群で100%であるのに比べて狭窄の発現は低頻度であった。分節剥離群が比較的良好に機能することが示唆されたが、臨床応用を目指すには不充分と考えられた。colored microsphereによる局所粘膜血流および線毛輸送機能のデータはばらつきが大きく、解析・評価は不可能であった。 気管分岐部移植 分節剥離群と非剥離群(各5頭)の凍結保存気管分岐部移植実験において、分節剥離群は、2頭が高度、1頭が中等度、2頭が軽度の狭窄を来たした。非剥離群群は3頭が高度、2頭が中等度の狭窄を来たした。分節剥離群でやや良好であるが、狭窄の発現は、非剥離群においても気管移植時ほど高度には発現せず、2群間にさほど大きな差を認めなかった。 超冷凍保存法を用いた気管移植片における、分節剥離群の有用性が示唆されたが、狭窄の発現はまちまちであった。拒絶反応のコントロール、保存液や凍結のプログラミング等、改善を要する点が多いと考えられた。
|