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看護婦の視覚・聴覚・触覚による身体的情報の表現方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10672199
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎・地域看護学
研究機関群馬大学 (2000)
千葉大学 (1998-1999)

研究代表者

齋藤 やよい  群馬大学, 医学部, 教授 (40242200)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード看護婦(士) / 看護記録 / 看護情報 / 視覚 / 聴覚 / 触覚 / 色表現 / 五感 / フィジカルアセスメント / 記録 / 情報伝達 / 看護観察
研究概要

1.看護婦の五感によって観察した情報の言語化に関する実態
看護記録の身体的情報を収集方法により分類し、それらの表現用語の特徴をみた。270回分の看護記録に記載された1,150件の身体的情報は、視覚65.7%、聴覚15.0%、触覚3.6%、嗅覚1.3%、その他複数の感覚による情報14.4%に分類された。視覚情報の特徴は特に色表現にみられ、同じ事実の表現に、(1)色名、(2)色調の明度・彩度、(3)生活用語、(4)造語・病棟独自の記号の4方法が用いられていた。聴覚情報は事実より「良好」「改善」「著明」といった解釈を含む情報として記録されたことが特徴であった。記録の表現の実態と看護職経験との関連では、表現量、表現のバリエーションは経験年数とともに増加する傾向があり、豊かな感性とアセスメント能力の向上を示唆したが、その一方では増加した表現が必ずしも表現の客観性、精度に結びつかず、個人の感性に基づき、経験によって学習した表現方法が情報の共有化を妨げる一因になることが明らかになった。
2.触覚により収集されたデータの情報化プロセス
触覚による情報化の実態をビデオ録画による行動分析と面接法より調査した。1回の検温で身体への接触は13.6±5.1分、11.6±3.1回であったが、観察目的は38.8%であり、その他は無意識、または看護行為の一部と触れていた。また、触診によるデータの記録は約2割であり、8割は他の五感情報の補助的データとして活用されていた。
3.観察から表現に至る思考プロセス
知覚から記録に至るデータの最大の取捨選択基準は看護上の問題があるか否かの判断であり、表現では客観性より解釈を含む異常や変化の存在を伝達することに関心があった。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 齋藤やよい: "看護技術の検証と成果の実践への活用"Quality Nursing. 6・11. 31-37 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 齋藤やよい,小池潤: "色彩学的にみた看護職者の色表現方法の実態"THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL. 51・1. 35-41 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 木村智子,小池潤,齋藤やよい: "看護記録に用いられる色表現の実態"臨床看護研究の進歩. 12. 12-19 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 齋藤やよい: "成人看護学-急性期 第4部 急性期看護の特徴と求められる看護職者の特質"建帛社. 19 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yayoi Saito, Jun Koike: "COLOR EXPRESSION BY THE NURSING PROFESSION VIEWED FROM THE PERSPECTIVE OF COLOR SCIENCE"THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL. Vol 51, No.1. 35-41 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomoko Kimura, Jun Koike, Yayoi Saito: "ACTUAL STATUS OF COLOR EXPRESSION IN NURSING RECORDS"ADVANCES IN NURSING ART AND SCIENCE. Vol 12. 12-19 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yayoi Saito: "INSPECTION OF NURSING ART AND PRACTICAL USE"QUALITY NURSING. Vol 6, No.11. 31-37 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 齋藤やよい: "看護技術の検証と成果の実践への活用"Quality Nursing. 6・11. 31-37 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤やよい,小池潤: "色彩学的にみた看護職者の色表現方法の実態"THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL. 51・1. 35-41 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 木村智子,小池潤,齋藤やよい: "看護記録に用いられる色表現の実態"臨床看護研究の進歩. 12. 12-19 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 齋藤やよい: "成人看護学-急性期 第4部急性期看護の特徴と求められる看護識者の特質"建帛社. 19 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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