• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒトリンパ球移植SCIDマウスを用いたヒト肺癌ワクチン療法モデルの作製

研究課題

研究課題/領域番号 10770671
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

花桐 武志  産業医科大学, 医学部, 助手 (30299614)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード細胞障害性Tリンパ球 / NOD-SCIDマウス / 癌ワクチン / MAGE-3 / HLA-A2 / CTL エピトープ / SCIDマウス / p53
研究概要

目的:本実験の目的は、抗原ペプチドを用いた受動免疫による肺癌の治療モデルをヒト肺癌移植SCIDマウスにて作成することでことであるが、その予備実験として、in vivoにおいてMAGE-3ペプチドによるCTLの誘導を試みた。
実験:マウスはT,B,NK細胞の活性がないNOD-SCIDマウスを用いた。NOD-SCIDマウスの腹腔内にHLA-A2陽性健常人の末梢血リンパ球(4x10^7)を投与し、1日目、4日目にHLA-A2陽性拘束性のCTL epitopeを有するMAGE-3ペプチドをloadしたヒト樹状細胞(4x10^6)を腹腔内に投与し、腹腔内のリンパ球を採取し、HLA-A2陽性EBウイルス変異B細胞にMAGE-3ペプチドを提示させた標的細胞に対するCTL活性を^<51>Cr放出試験にて検討したところ、E/T比、40/1にてもCTL活性は認められなかった。
MAGE-3ペプチドではなく、インフルエンザペプチドを用いて同様の実験を行ったところ、インフルエンザペプチドに対するCTLは誘導できた。そのCTL活性は19%であった。このことより健常人の末梢血リンパ球内のMAGE-3に対するCTL precursorが少ないためと考えられる。今後、健常人ではなくMAGE-3陽性肺癌患者の末梢血リンパ球を用いるか、樹状細胞による刺激回数を増やすか検討中である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi