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科学技術分野における専門的知識の加工・伝達方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780100
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関茨城大学

研究代表者

関 友作  茨城大学, 教育学部, 助教授 (50282273)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード文書デザイン / レイアウト / 箇条書 / 段落 / 電子テキスト / 電子メール / 文章作成 / コンピュータ / ソフト / マニュアル / デザイン / 初心者 / 索引 / 操作説明
研究概要

科学技術にかかわる専門的な知識,なかでも,情報処理技術に関連する知識をとりあげ,そうした知識を一般の人びとに対して,わかりやすく加工・提示する方法を探った.とりわけ,文書の形式によって情報を提示するときに,そのわかりやすさを規定する要因について研究した.
具体的には,文書の視覚的なデザインが,内容理解にあたえる影響について,実験的に研究をおこなった.たとえば,箇条書き形式のレイアウトを採用すると,読み手が文章の構造を把握するのを助け,ポイントへのアクセスを促進し,スムーズな読解を可能にすることが明らかになった.同様に,適切な段落づけを文章にほどこすと,内容理解,とくに要旨の把握を促進することが示された.これらの結果は,印刷された文書だけでなく,オンライン上の電子テキストについても,適用可能であることが確認された.
また,電子テキストのひとつとしての電子メールを対象にして,そこで特徴的に使われる,メッセージの引用という技法が,メール・コミュニケーションのなかで果たす役割についても検討した.
くわえて現在,関連するテーマで研究をおこなっている,英・米の研究者とコミュニケーションをとっている.これから,彼らとともに,言語文化の差異という要因も加味したうえで,さらに研究を発展させる予定である.そこでは,文章の読解だけでなく,文章の作成過程にも着目し,文章作成にコンピュータの利用がおよぼす影響といった点についても,検討する計画である.

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Seki,Yusaku: "Paragraphing text can make a difference in comprehension"Proceedings of the 2nd International Conference on Cognitive Science. 531-534 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 関 友作: "電子メールにおけるメッセージの引用がもつ役割"茨城大学教育学部紀要(教育科学). 49. 157-162 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 関 友作: "SPSS for Windowsのやさしい使い方・基礎編" 株式会社アトムス, 207 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 小川 正賢: "惑いのテクノロジー : 科学技術社会をどう生きるか" 東洋館出版社, 212 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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