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潜在変数を含む一般化線形モデルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 10780153
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関立教大学

研究代表者

山口 和範  立教大学, 社会学部, 教授 (60230348)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードEMアルゴリズム / 一般化線形モデル / 潜在変数 / MCMC / 標本分布 / 離散データ / 最尤推定
研究概要

一般化線形モデルと潜在変数の概念を取り入れた共分散構造モデルは全く独立に発展してきた。一般化線形モデルは、古典的の回帰分析を量的変数のみならず、様々な尺度の変数に適用できるよう拡張したものであり、共分散構造分析は因子分析の拡張として発展してきた。また、回帰分析は潜在変数がない共分散構造分析の特殊ケースとしてとらえられることもできる。
本研究では、一般化線形モデルと共分散構造モデルの融合を考え、より適用範囲の広い一般モデルを提唱した。具体的には、一般化線形モデルで潜在変数を取り扱えるような拡張を行い、そのモデル内のパラメータ推定のための計算方法として、EMアルゴリズムを利用した方法やその簡便法などを与えた。提唱した推定方法については、計算効率や推定効率の側面から、シミュレーションによる数値評価を行い、効率的アルゴリズムの探索を行った。さらに、実際のデータ分析の際に必要とされる小標本での統計推測のために、MCMC(Markov Chain Monte Carlo)法を利用した標本分布の導出法も提唱した。
提唱されたモデルに関する推定についての成果やその提唱されたモデルの適用分析については、すでに、いくつかの論文誌に掲載済みである。また、MCMCを利用した標本分布の導出法に関する結果は、第27回日本行動計量学会でその一部が発表済みである。さらに、その後の結果については、オランダのユトレヒトで8月に開催予定の統計計算に関する国際会議であるCOMPSTATで発表予定(すでに受理済み)である。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Yamaguchi 他: "Deriving Sampling Distributions of Test Statistics for LCA Model"COMPSTAT. (印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木村泰之,山口和範: "電子会議室におけるコミュニケーション構造-偏ネット・モデルによる分析-"理論と方法. 14・1. 75-89 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 木村,山口,北山: "行列演算による結合度測定のアルゴリズム"理論と方法. 14・1. 119-125 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺・山口 共編著: "EMアルゴリズムと不完全データの諸問題"多賀出版. 259 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山口和範・渡辺美智子: "離散データのための潜在変数モデル" 第66回日本統計学会講演報告集. (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] K.YAMAGUCHI: "On the algorithm for robust modeling using the elliptical distribution" Proc.3rd Conference on Statist.comp.ARS. 455-465 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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