研究課題/領域番号 |
11149225
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
権藤 洋一 理化学研究所, マウス変異開発研究チーム, チームリーダー(研究職) (40225678)
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研究分担者 |
秦野 伸二 東海大学, 総合医学研究所, 助手 (60281375)
桝屋 啓志 理化学研究所, マウス変異開発研究チーム, 研究員 (40321814)
井上 麻紀 理化学研究所, マウス変異開発研究チーム, リサーチアソシエイト(研究職) (90321728)
斎藤 靖史 岩手大学, 農学部, 助教授 (70287100)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ゲノム / 反復配列 / サテライトDNA / 超可変性,ゲノム / ヒト / 不安定性,ゲノム / タンデムリピート / 多型 |
研究概要 |
98年度にヒトゲノムにおけるRS447メガサテライトDNAという新しい概念を公に認められ(Gondo et al.,Genomics 1998)、詳細な解析を進めたところ、タンデムコピー数が親子間で10%の高頻度で変動し(Okada et al.,in preparation)、また、junk DNAなどと異なりその反復単位のなかに活性をもつ脱ユビキチン化酵素をコードし、5'上流にプロモーター活性もあった(Saitoh et al.,Molec.Cell Biol.submitted)。この全く新しい機能をもちながら超可変性を示すヒトゲノム構造機能を実験的に解析できるよう、モデル動物系の探索も行った。調べた哺乳動物すべてにRS447メガサテライト相同配列が存在し、チャイニーズハムスター、ラットから相同クローンを得た。タンデム構造、コピー数、脱ユビキチン化酵素をコードすることなど全て確認できた。このRS447配列群と最も高い相同性を示す配列として、すでにマウス脱ユビキチン化酵素であるDUB-1、DUB-2がわかっていた。しかし、マウスゲノムにはこれらの遺伝子はタンデム構造をしておらず、他にもタンデム反復した相同配列はない。そのかわりに多数の散在する相同配列は存在する。ヒトをはじめタンデム構造のRS447メガサテライト配列は種内ではほぼ100%相同(>99.3%)であり、協調進化によって変化しないような機構があることが考えられるが、マウスにはその機構がないわけであり、ヒトRS447導入トランスジェニックマウスの利用によって検討している。現在12系統得られ3系統について詳細な解析を行っている。また、類似の不安定なタンデムリピートとして、ヒトNAIP遺伝子のcDNAクローン(Yamamoto et al.,BBRC 1999)およびミニブタハンチントン病遺伝子cDNAクローン(Matsuyama et al.,in preparation)も得て解析している。
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