研究分担者 |
服部 九二雄 (服部 久二雄) 鳥取大学, 農学部, 教授 (00032300)
田熊 勝利 鳥取大学, 農学部, 教授 (40032297)
唐橋 需 鳥取大学, 農学部, 教授 (70294345)
三竿 善明 鳥取大学, 農学部, 助教授 (60112108)
長谷川 紘一 鳥取大学, 農学部, 助教授 (10039331)
吉田 勲 鳥取大学, 農学部, 教授 (40038237)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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研究概要 |
吉田は過疎地である私都谷内の集落住民の交通事情の把握につとめた.なぜならば,この地の集落を活性化することは,到底不可能で,現実的には,そこに住んでいる人の通院,買い物の手段としての交通手段の確保が先決だからである.唐橋と三竿は棹部延長用垂直ハンドルと腰吊り下げベルトの装着を主な特徴とする改良背負い式刈払機を開発して,中山間地水田畦畔草刈作業の軽労働化に寄与できることを明らかにした.また,弾丸暗渠せん孔作業の高速化技術を開発した.田熊は,土壌は,耕作放棄によって土の保水性の低下などもみられ,明らかに砂質土系的になってきている.このことは放棄によって荒地化し,乾燥化し,粗間隙が増大し,団粒化の傾向もみられず,土壌保全の面からみると,国土環境保全機能の低下が考えられる.原田は猪迫の研究を引き継ぎ,特に,本研究では,水田内の農薬動態の予測モデルであるPADDYモデルに改良を加え,予測精度の向上を図った.その結果,本モデルにより農薬の環境への流出量を算定でき,適切な水田管理の模索に応用できると思われる.長谷川は,千代川はこれまでの研究では周期性がはっきりせず,大出水は台風性のものが多かった.気候区分では山陰型に含まれるが,クラスター分析結果では,山陰地方の地域特性がはっきりとは現れなかった.コレログラムでは千代川の特徴が見られた.服部・緒方は農業水利事業に関わる義人の功績とそれが地域に与えた影響について調査した.調査対象地区は,鳥取県の郡家町である.その結果,歴史的農業水利事業は,受益地区内・外における農業生産体系の違いを生じさせ,さらには文化面にまで影響を与えていることがわかった
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