研究課題/領域番号 |
11670047
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
堀内 桂輔 大分医科大学, 医学部, 助教授 (50183603)
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研究分担者 |
山口 眞紀 慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30271315)
八木 直人 高輝度センター, 実験部門, 主席研究員 (80133940)
竹森 重 慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20179675)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2000年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 骨格筋 / スキンドファイバー / ケージド物質 / ADP / クロスブリッジ / X線回折 / 放射光 / 収縮 |
研究概要 |
西播磨スプリング・エイト実験ステーション45XUにおいて1999年5月に実施した実験結果の解析を研究の中心とした。筋標本は、ウシガエル縫工筋の単一線維スキンドファイバー。実験温度20℃。ADP放出前の硬直ファイバー(長さ約3mm)には40μmの伸展を与え、その張力を高めた。放出直前の張力は、最大活動張力の四割弱。ケージドADP濃度は0.8mMとし、光パルスによって放出されたADPが約0.38mM。 ADP放出によって、硬直張力は、時定数2.6ミリ秒で20%低下したが、その後、時定数310ミリ秒で0.25%上昇した。なお張力記録系の共鳴周波数は5kHz程度であり、記録における低周波通過フィルターの設定は10kHz。本課題における主な研究対象である張力低下の時相において、X線子午線反射M3(14.5nm)の強度が約30%増加した。この反射強度変化は、ADP放出後の5ミリ秒でほぼ完了したようであり、見積もられた時定数は2〜4ミリ秒であった。 ADP結合によって、硬直クロスブリッジは構造を変え、また張力をも変化させる。M3反射にあらわれる構造変化は極めて速く、張力の変化とほぼ同期しているようであった。ADPの結合による、構造と張力との変化の経過を明らかにするには、回折記録周りの性能の向上が必要である。スプリング・エイトにおいては、本実験の行なわれたステーション45XUより更に輝度の高いX線ビームの得られる実験ステーションが建設されている。今後は、この新しいステーションにおいて当該の研究を進めることが望まれる。
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