研究課題/領域番号 |
11670695
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
加藤 丈司 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (20274780)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | アドレノメデュリン / 心線維芽細胞 / 心筋細胞 / 血管平滑筋細胞 / カルシトニン受容体様受容体 / 受容体活性調節蛋白 / 局所調節因子 / 心血管リモデリング / 細胞内Ca伝達系 / 心筋肥大 / PAMP / 心筋リモデリング / 左室肥大 / cAMP |
研究概要 |
研究目的:アドレノメデュリン(AM)は、褐色細胞腫から単離同定された強力な降圧作用を有する生理活性ペプチドである。AM遺伝子は、副腎髄質、大動脈、心房、心室等の臓器や組織で発現されており、心血管組織においてAMが重要な役割を有する可能性が指摘されている。本研究では、培養細胞や循環器疾患モデル動物を用いて、心血管組織におけるAMの病態生理学的役割の解明を検討し、治療学的応用のための基礎データを得ることを目的とした。研究結果:1.培養新生児ラット心筋細胞や心線維芽細胞からのAM分泌は、アンジオテンシンII(AngII)、エンドセリン(ET-1)や機械的伸展刺激などの心肥大と線維化の促進因子により亢進した。これらの因子はPKCやCa-カルモジュリン系を介してAM産生を刺激することが判明した。2.心筋細胞や心線維芽細胞から分泌されたAMは、オートクリン・パラクリン的に作用して、これらの細胞の肥大や増殖を抑制した。3.カルシトニン受容体様受容体(CRLR)と受容体活性調節蛋白(RAMPs)が共役してAM受容体として機能しているが、心筋細胞におけるCRLRとRAMPsの遺伝子発現と受容体機能は、AngIIやET-1により調節を受けることが明らかになった。4.圧負荷および容量負荷モデルラットの心室筋組織におけるAM発現は、心肥大の程度と関連して増加し、AM発現増加の少なくとも一部はAngIIを介していることが判明した。5.培養ヒト血管平滑筋細胞はAMを産生し分泌しており、血管障害性に作用するアルドステロンはAM発現と分泌を増加させた。結論:AMは、心血管組織の局所調節因子として、心筋肥大や心血管リモデリングに対して抑制的に作用している可能性が示唆された。
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