研究課題/領域番号 |
11670860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
齋藤 陽子 (斎藤 陽子) 弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (80225739)
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研究分担者 |
阿部 由直 弘前大学, 医学部, 教授 (10167950)
野田 浩 弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (00292152)
淀野 啓 弘前大学, 医学部, 教授 (30113848)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2001年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 閉塞性動脈硬化症 / 下肢 / 大腿動脈 / 最大流速 / 平均血流量 / MRI / 運動負荷 / 血流量 / 流速 / CT / 流速測定 / 血流予備能 |
研究概要 |
閉塞性動脈硬化症の症例において、心電同期を併用した撮像から血流解析を行い両側大腿動脈の最大流速、平均流速、平均血流量を算出し、これらの値を健常ボランティア群で得られた値と比較し、健常ボランティアと閉塞性動脈硬化症の症例でのこれらの値に統計学上有意な差が認められるかどうか検討した。また、運動負荷後にも同様の測定を行い運動負荷による最大流速、平均流速、平均血流量が有意に増加するかどうか、また、ボランティアと症例群とでこれらの上昇程度に有意な差が認められるかどうか検討した。健常ボランティア、閉塞性動脈硬化症症例共に、運動負荷により最大流速、平均血流量共に有意に増加したが閉塞性動脈硬化症では最大流速、平均流速、平均血流共に健常者に比べ運動負荷による増加率が低い傾向があり、症例によってはむしろ運動負荷後で値が低下した例もあった。しかしながら、健常ボランティアとの比較では増加率に統計学的有意差は認めなかった。波形の解析においては、閉塞性動脈硬化症では逆行性血流の低下が見られ、順行性血流のみの場合もあり、健常者のパターンとは異なることが明らかになった。 また、造影剤を急速注入して下肢骨格筋の造影効果の検討も行い、造影剤の到達時間や造影効果の程度について検討を行った。健常ボランティアでは造影剤投与後動脈に遅れて骨格筋の造影効果が見られ40〜60秒後にプラトーとなったが、閉塞性動脈硬化症症例では暫増するパターンを呈しプラトーに達しない例がほとんどであった。1例で、筋肉によって急峻な立ち上がりを示した例があったが、その筋肉の疼痛などは見られず、その要因については特定困難であった。動脈の造影から骨格筋の造影までの時間は閉塞性動脈硬化症で遅延する傾向があった。ボランティア、閉塞性動脈硬化症症例共に骨格筋の造影効果に左右差は認められなかった。
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