研究課題/領域番号 |
11770625
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
下澤 達雄 東京大学, 医学部・附属病院分院, 助手 (90231365)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 血管拡長物質 / 血圧 / 心筋障害 / ノルエピネフリン / ノックアウトマウス / 血管拡張物質 / 交感神経活動 / チロシン水酸化酵素 |
研究概要 |
1ノックアウトマウスの解析 アドレノメデュリン、PAMPは共通の遺伝子より産生される降圧ペプチドである。今回我々は発生工学的手法を用いアドレノメデュリン単独ノックアウトを作成し生理作用を検討した。アドレノメテデュリンノックアウトマウスは胎生致死であり、アドレノメデュリンが胎児発育に重要な役割を果たしていることが明らかとなった。 また、ヘテロ接合体の血圧は野生型と差を認めず、各種血圧調節因子が絡んで血圧のホメオスターシスは保たれていると考えられた。一方、ヘテロ接合体にアンジオテンシンを負荷するとフリーラジカルが増加し、さらに冠動脈に著明な繊維化が生じること、心肥大が生じることが明らかとなり、アドレノメデュリンには心臓保護作用があることが明らかとなった。 2内因性PAMPの効果 デキサメサゾンにより内因性PAMPを約2.5倍に増加させたラットにおいて血中カテコラミン濃度の低下と末梢交感神経終末からのノルエピネフリン放出抑制が認められた。内因性PAMPは交感神経活動の制御に関与している可能性が示唆される。
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