研究課題/領域番号 |
11780296
|
研究種目 |
奨励研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
菅沼 拓夫 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (70292290)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | ビデオ会議システム / 適応型システム / やわらかいシステム / マルチエージェント / 自己組織 / 知識型 |
研究概要 |
平成12年度は、平成11年度の研究成果に基づき、自己組織型ビデオ会議支援環境の実験システムの詳細設計および実装・評価を行った。 まず、昨年度の機能設計に基づき、システムの詳細設計を以下の通りに行った。 1.エージェント全体構成の決定 2.各エージェントの機能分担の決定 3.エージェントアーキテクチャの定義 4.エージェント間プロトコル、メッセージの仕様定義 5.知識獲得と知識定義 ここで、特に注目される研究成果としては、3.において、本研究で実装に用いるエージェント指向コンピューティング基盤であるADIPS(Agent-based Distributed Information System)フレーワークの拡張機能を新たに設計した点である。具体的には、エージェント間の協調をより高度かつ柔軟に行うためのメタ機能(M-INTER機構)を導入した。また、M-INTER機構の動作に関連するプロトコル、メッセージの定義、およびエージェントの知識構成法に関しても検討を行った。 次に、上記設計に基づき、プロトタイプシステムの実装を行った。実装にはADIPS97フレームワークを用いた。 更に、実装したシステムを用いた動作実験を行い、昨年度定義された各機能が設計通りに実現されているかを検証した。その結果、各機能が設計通り実現されていることが確認された。 また、以上の研究成果は、図書、国際会議への参加、及び英文学術論文誌への投稿の形で発表し、本研究のまとめとした。
|