研究課題/領域番号 |
11871004
|
研究種目 |
萌芽的研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | ノートルダム清心女子大学 |
研究代表者 |
高木 孝子 ノートルダム清心女大, 人間生活学部, 教授 (30122469)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
|
キーワード | アメリカ女性宣教師 / メリー・コスカ・ケンパー / エメー・ジュリー・コーペンハーファ / 宣教師の精神 / ジュリー・ビリアート / フランス革命期の女性宗教者 / ノートルダム清心女子大学 / ナミュール・ノートルダム修道女会 |
研究概要 |
19世紀初頭、アメリカ合衆国では、第2次信仰復興運動とポスト・ミレニアニズムへの信仰を契機にして海外伝道への気運が高まった.しかしながら、海外伝道がアメリカ合衆国の国益と合致するようになるのは、1898年米西戦争以降のことである.それにもかかわらず、すでに1870年代に、アメリカの女性が積極的に海外伝道に参加したのはなぜか。ここで問題となる『なぜあれほどまでにアメリカの海外伝道において、女性が重要な働きをなしたか」に着目し、19世紀アメリカ女性史・社会史のなかにその答えを明らかにしていく.先ずわが国では、上智大学の図書館、国会図書館、そしてアメリカ合衆国の国会図書館、国立古文書館、またアメリカ・カトリック大学とジョージタウン大学の図書館は、この分野の研究には利用価値の極めて高い貴重な史料・文献を多数揃えており、研修日や夏休みを利用して東京、そしてWashington,D.C.に滞在し、調査研究を行った.それらの調査研究を踏まえて、当時の女性宣教師がアメリカ社会においてどのようなイメージで受けとめられていたか、また女性宣教師自身が、どのようなロール・モデルで自分をとらえていたかの分析を進めている.つぎに、ケース・スタディーとして、ノートルダム清心女子大学のエーメ・ジュリー・コーペンハーファとメリー・コスカ・ケンパーのアメリカ時代の経歴を引き続き、詳細に分析している.これによて、当時の女性宣教師の一般的傾向が、彼女たちの場合にも当てはまるかどうか、検証を進めている.
|