研究課題/領域番号 |
11877257
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
里見 和彦 杏林大学, 医学部, 教授 (00095605)
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研究分担者 |
小川 潤 杏林大学, 医学部, 講師 (40204078)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | レーザー / 椎間板障害 / 麻痺 / 脊椎固定術 / MRI / BMP / 椎間板内圧 / 椎間板ヘルニア |
研究概要 |
1.最終年度は、レーザー照射の神経、椎間板、軟骨終板への影響を検索した。200ジュール以下の照射では、麻痺を認めた例はなかったが、300ジュール照射例では、11羽中7羽(64%)の家兎に両下肢の不全麻痺を認めた。病理学的に、麻痺の原因は、直接レーザーが脊髄に照射されたのではなく、椎間板部での発熱が脊髄に影響し、脊髄に熱変性を起こしたものと判断できた。しかし、臨床例では、発熱に対し空気冷却が行われており、今回使用のレーザー針の結果とは一致するものとは言えない。 2.レーザー照射後のX線像上の椎間の変化は、50Jでは変化はなかったが、100Jで25%、300Jで44%の椎間狭小を認めた。椎間板に加え1年後に300J照射例ではさらなる椎間の狭小と隣接椎体問に骨棘を認めたが、100Jではみられなかった。 3.病理組織学的には、300Jでは椎間に加え隣接骨端部では皮質骨、海綿骨共に著しく破壊され、成長軟骨の細胞核は変性していた。照射後4週では、蒸散された椎間板部の空隙は線維組織で置換されていた。" 4.家兎腰椎の横突起を展開しL4-L5間に腸骨を骨移植し後側方固定術を施行し、骨癒合が起こることを確認した。別の家兎を用い、経腹膜的にL4/L5椎間板を展開し椎間板を切除し、腸骨を骨移植した。4-6週で骨癒合を認めた。 5.さらに、別の家兎につき腰椎を展開し、L4/L5椎間に500Jのレーザー照射し、そのあとにBMP含有液を注入したが、仮骨形成を促進する結果は得られなかった。今後、BMPの注入時期の変更、注入量の変化、種々の担体による変化を観察する必要がある。
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