研究課題/領域番号 |
12301024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
原口 庄輔 明海大学, 外国語学部, 教授 (50101316)
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研究分担者 |
田端 敏幸 千葉大学, 外国語センター, 教授 (00135237)
岡崎 正男 茨城大学, 人文学部, 助教授 (30233315)
窪薗 晴夫 神戸大学, 文学部, 教授 (80153328)
劉 勲寧 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 助教授 (90261750)
中本 武志 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (10292492)
横谷 輝男 青山学院大学, 文学部, 講師 (40266557)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
33,440千円 (直接経費: 28,400千円、間接経費: 5,040千円)
2003年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2002年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2001年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2000年度: 11,600千円 (直接経費: 11,600千円)
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キーワード | 音韻理論 / アクセント / 語アクセント / 統率音韻論 / 最適性理論 / インターフェィス / 北方方言(中国) / 音節方言 / 最適整理論 / インターフェイス / 有声化 / 東京方言 / 鹿児島方言 / イントネーション / リエゾン / 可能なゆれと不可能なゆれ / 音韻構造 / 平板化 / 中原音韻 / 連濁 / 弱強五歩格 |
研究概要 |
本研究は、音韻理論に関する理論的な研究と、日本語(のいろいろな方言)、英語、中国語、フランス語、古典ギリシャ語などをはじめとする様々な言語の音韻現象に関する記述的な研究である。これまでの研究の成果は、国際会議LP2002、フランスのトゥールーズで開かれた音韻論の国際会議、中国で開かれた国際会議などにおいて、既に一部が発表されている。 (1)最適性理論(OT)と音韻論・音声学の関係を巡って音韻理論の理論的整備を図り、音韻現象と音声現象について検討し、音節の理論に関しても国際学会において成果の一端を報告した。 (2)日本語の2方言(東京方言と鹿児島方言)のアクセントを中心に研究を行い、東京方言については「2モーラ+2モーラ」以下の長さを持つ複合名詞のアクセントの実態を統計的に明らかにした。鹿児島方言については現地アクセント調査により、二重母音と連母音の境界及び音節方言の時間制御の実態を分析した。 (3)特に、語アクセント位置を決定する際に何が基準となるかについて考察し、古典ギリシャ語のアクセントおよび英語の頭文字語のアクセントに関して新しい分析を提案した。 (4)音韻論と他部門とのインターフェイスの研究のうち、詩の構造を中心に研究を行い、(1)古ノルド語の頭韻詩エッダの構造、(2)現代英語の歌の歌詞の構造について論じた。 (5)14世紀の韻書『中原音韻』の音韻システムの特徴を考察し、中国の北方方言の関係を解明し、いくつかの新しい知見を得た。 (6)英語の音節構造、特に語中の音連鎖の規則性に関して、新しい知見を得た。また、最適性理論の制約の分類整理も行った。 (7)フランス語について、鼻母音の分節音表示を統率音韻論に基づいて設定し、リエゾンや女性形形成における口母音化を最適性理論の枠組みで説明し、潜在的子音の表示に関して、最適性理論において語彙層を分離することによって、いくつかの現象が説明できることを明らかにした。
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