研究課題/領域番号 |
12440228
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小川 晃男 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 教授 (80087593)
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研究分担者 |
小俣 達男 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (50175270)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
2002年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2001年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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キーワード | CO_2濃縮機構 / CO_2ポンプ / NADPHデヒドロゲナーゼ / HCO_3^-輸送体 / SbtA依存型 / Cmp依存型 / NdhD3依存型 / NdhD4依存型 / ndh遺伝子 / NAD(P)Hデヒドロゲナーゼ / らん藻 / sbtA / HCO_3^-輸送 / cmpA / cbbR / 変異株 / cmpオペロン |
研究概要 |
CO_2濃縮機構で最も重要なCO_2ポンプには、NdhD3/NdhD4を含むNADPHデヒドロゲナーゼが必須である事を明らかにした。NdhD3依存型CO_2ポンプはCO_2に高い親和性を示し低CO_2濃度下で誘導されるのに対し、NdhD4依存型CO_2ポンプのCO_2に対する親和性は低く、その活性は培養に用いたCO_2濃度に依存しない事が判った。これまでの研究でcmpオペロンがHCO_3^-輸送体をコードする事を明らかにした。ndhD3,ndhD4およびcmpを不活性化させた変異株は低CO_2条件下においてはpH7.0では生育しないがpH9.0では生育した。この株をさらに変異処理を行いpH9.0/空気条件下でも生育しない変異株を単離し、変異遺伝子はslr1512である事を明らかにした。この遺伝子(sbtAと命名)を破壊した変異株はほとんどHCO_3^-輸送活性をもたず、さらにcmpを不活性化する事によりHCO_3^-輸送活性は完全に無くなった。この結果、sbtAは新たなHCO_3^-輸送体をコードする事が明らかになった。また、SbtA依存型HCO_3^-輸送はNa^+を要求した。抗SbtA抗体を作製し、単離したチラコイド膜と細胞質膜についてWestern分析を行った結果、SbtAは細胞質膜に局在する事が判った。また、免疫沈降によって分子量約1万のタンパクがSbtAと共沈する事を見い出し、このタンパクのアミノ酸配列を決めた結果slr1512の下流に存在するslr1513(sbtBと命名)がコードするタンパクである事が明らかになった。
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