研究課題/領域番号 |
12571011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前平 泰志 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70157155)
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研究分担者 |
辻本 雅史 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70221413)
杉本 均 京都大学, 教育学研究科, 助教授 (50211983)
月原 敏博 福井大学, 教育地域研究科学部, 助教授 (10254377)
マンフレッド リングホーファー (マンフレッド リングホーファ / マンフレッド リングホファー) 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90157420)
今井 一郎 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50160023)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
2003年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2001年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2000年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ネパール / 低開発 / カースト / エスニックグループ / 基礎教育 / ユネスコ / ブータン / 少数民族 / 難民キャンプ / コミュニティスクール / ノンフォーマル教育 / チベット |
研究概要 |
ネパールの政情不安のために・ネパールと関係の深いブータンやインドについてのマージナルグループへのフォーマル・ノンフォーマル、インフォーマルな教育様式もあわせて提示することにした。 前平泰志は、ブータン・ネパールへの調査活動によって、開発とノンフォーマル、インフォーマルな教育の問題を主としてブータン社会の女性と子どもに焦点を当てて論じた。結論として、ブータンの開発と教育戦略は、伝統的な文化的価値規範を保持しつつ、国際社会での生き残りをかけた戦略的な独自の開発モデルを提示していることが示された。 今井一郎は、山岳地帯での少数民族の生活様式や教育様式に触れながら、山岳観光の及ぼす影響を論じた。マンフレッド・リングホーファーは、20万人を越えるといわれるネパール国内のブータン難民キャンプに入り、ブータン国内で使用されている教科書と難民キャンプ地での、小学校6年生の歴史教科書をケーススタディに比較調査研究を行った。その結果・ブータン難民キャンプで使用の教科書には、難民の生活環境に合わせながら、帰国に備えていること、また同時に、民主主義や人権なども早い段階から教えていることに注目している。 杉本均は「貧者のためのエリート校」といわれるインドの「新しい朝日の学校(ナボダヤ・ビドゥアラヤ)」を辻本雅史とともに訪問見学した記録を残している。さらに、インドのマージナルグループ(指定カースト・指定部族・その他後進諸階層)への教育援助措置がどのようなものであるかを詳細に明らかにしている。 長岡智寿子は研究協力者としてブータンの女性とノンフォーマル教育の実情を調査した。同じく、宮本万理はブータンの独自の制度と思われる労働徴収制度に言及した論考を寄せた。最後に、小林茂は森野良典が翻訳した「国民語政策提言委員会答申」を紹介しながら、複雑なネパールの言語問題に言及した。
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