研究課題/領域番号 |
12576027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
本多 義昭 京都大学, 薬学研究科, 教授 (00093310)
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研究分担者 |
木内 文之 国立医薬品食品衛生研究所, 筑波薬用植物試験場, 室長 (60161402)
高石 喜久 徳島大学, 薬学部, 教授 (60035558)
武田 美雄 徳島大学, 総合科学部, 教授 (70025716)
伊藤 美千穂 京都大学, 薬学研究科, 助教授 (30283592)
飯田 彰 京都大学, 薬学研究科, 助教授 (40202816)
林 宏明 岐阜薬科大学, 薬学部, 助手 (50260998)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
2002年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2001年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
2000年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 中央アジア / トルコ系民族 / 伝統薬物 / 薬用植物 / 天然物化学 / 甘草 / フィールドワーク / ウズベキスタン / カブフスタン / カザフスタン |
研究概要 |
中央アジアにおけるトルコ系民族薬物に関する調査研究の第2次として、(1)現地調査として、カザフスタンのタルドクルガンからウズベキスタンのナマンガンまでの天山北路に沿った地域の伝統薬と薬用植物の調査研究を行った。また、(2)収集した薬用植物について、天然物化学的解析を行った。その結果、(1)民間薬、薬用植物の証拠標本およそ400点を得、(2)3か年の研究成果の発表は論文26報となった。 (1)の多くは基原植物が同定されたが、特にバザールにて売られているものには、ヨーロッパロシアの影響が認められた。またこの地には甘草基原植物のGlycyrrhiza uralensisとG. glabraとが広範囲に分布しており、カザフスタンにはこの交配雑種とみなされるものが広く認められ、両種の種分化の点で興味ある事象である。この甘草原植物については、アルマティ〜タシケント間の各地で分析用サンプルと種子を採取した。(2)現地で薬用とされる以下のGentiana olivieri、Inula macrophylla、Ferula foetida、F. kuhistanica、F, pallida,、F. penninervis、F. sumbu、Rheum maximowiczii、Scutellaria hematochlora、Prangos tschimganica、P. pabularia、Phlomis spinidens、Dracocephalumn komarovi 13種の特徴成分と生理活性について解析し、テルペン類(セスキテルペン、ジテルペン)、クマリン、フラボノイド類、含硫化合物など、新規化合物を含む二次代謝成分100以上を単離、構造決定した。
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