研究課題/領域番号 |
12670906
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
内山 眞幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (20203557)
|
研究分担者 |
荻 成行 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50307419)
福光 延吉 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (40277075)
森 豊 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30166376)
|
研究期間 (年度) |
2000 – 2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
|
キーワード | リンパ節シンチグラフィ / センチネルリンパ節 / ラジオアイソトープ / ^<99m>Tc / ^<99m>Tc-テクネガス / ^<99m>Tc-テクネナノコロイド / ^<99m>Tc-フチン酸 / 乳癌 / ラジオフイソトープ |
研究概要 |
リンパ節シンチグラフィは最近臨床的に注目を集めるが、本邦には最適粒子径のリンパ節シンチグラフィ製剤がない。本研究は最適粒子径コロイド製剤開発及び製剤品質安定性の検証、さらに平行して乳癌患者に腋窩リンパ節郭清縮小目的にセンチネルリンパ節シンチグラフィを倫理委員会の同意を得て実施し、迅速生検へ向け当院独自の検査法開発を目的とした。 1)リンパ節シンチグラフィ製剤^<99m>Tc-テクネナノコロイドの作成と応用 過テクネチウム酸ナトリウム(^<99m>Tc)注射液よりテクネガスジェネレータを用い発生させるガス状の難水溶性微粒子状放射性物質であるテクネガスはリンパ節シンチグラフィに最適な粒子径を持ち、これを生理食塩水に捕集しテクネナノコロイド液を作成することにより新しいリンパ節シンチグラフィ製剤を作成しうると考えた。テクネガスを液体に捕集する装置を開発し、慈大式インピンジャとした。液化したテクネナノコロイドの粒状変化、結合の有無、粒子径・均一性ついて検討を試みた。テクネガス発生装置の改良と、超音波を併用することにより結合の防止、結合の解離を試み、粒子径に不均等が強いもののかなり改善を見ている。ウサギを用いリシパ節シンチグラフィとしての有効性を検証した。さらに骨髄シンチグラフィ製剤として使用可能かの検証を平行して行った。 2)乳癌患者における腋窩リンパ節郭清必要性決定のためのセンチネルリンパ節描出 ^<99m>Tc-phytateを採用しセンチネルリンパ節の同定、術中にこれを乳腺の手術に先駆けて生検し、転移がない場合は腋窩郭清の中止を目標として実施している。リンパ節描出については技術的改善を試み、当院独自の遮蔽体を開発し描出率の向上迅速化を行った。正確にセンチネルリンパ節の位置を特定し、かつ手術室でその位置を再現しえる当院独自の撮像・検査法-Simultaneous marking法-を開発した。
|