研究概要 |
現時点においては,薬物動態学に基づいた反応を記述する連立微分方程式を立て,これを検証解析する準備段階である.プラチナ製剤の薬力学反応は,従来から言われている血中濃度時間下面積(AUC)値には理論的に依存してないと考えられ,単に統計学的に近似しているように思われる.文献的にも,低濃度長時間投与法の有用性が散見されている.この現象は,今回の研究による数式モデルで説明できるはずであると予想している. 一方,諸般の事情によりこのたび岡山大学医学部を退職,すなわち研究職を辞することとなり,かつ共同研究者には後任として研究を担当する適任者がいないため,本研究はやむなく中止することとなった.したがって,本研究はまだ中途段階であるが,これにて終了する.研究が開始となったばかりであるが中止のやむなきにいたることは誠に残念である.
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