研究課題/領域番号 |
12680279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
宮本 光雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (40039441)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 社会科教育 / 認識過程 / 社会化過程 / 社会認識 / 社会的資質 / 問題解決学習 / 事実認識 / 関係認識 / 本質認識 / 社会適応性 / 社会創造性 |
研究概要 |
本研究は、社会科教育における社会認織過程と社会化過程を統一する理論及び授業理諭を構築するとともに、授業実践と直結する社会科の学習プログラムとそれに位置づく一連の教材を開発・作成し、そのモデルを提示しようとするものである。 本研究実績の概要は、次の通りである。 1.これからの社会科教育の在り方を展望しながら、社会科教育の目的・目標・内容・方法にわたって考察し、社会科教育の全体構造を明確にした。 2.社会認識とは何かを明らかにするとともに、それを育成する社会認識過程を明らかにした。 3.社会的資質とは何かを明らかにするとともに、それを育成する社会化過程を明らかにした。 4.社会認識過程と社会化過程を統一する方法原理が「問題解決学習過程」であることを明らかにし、この過程を「集団思考・表現交流過程」として位置づかせていくことの必要性を明確にした。 5.社会認識と社会的資質を統一的に育成するために、杜会認識過程と社会化過程を統一する授業理論を確立した。 6.社会科教育における社会認識過程と社会化過程を統一する授業理論を踏まえ、熊本県の小学校・中学校教諭の研究協力を得て、小学校の第3学年から中学校の地理的・歴史的分野にわたる社会科の学習プログラム・教材を開発・作成した。それによって授業を実施し、社会認識と社会的資質を統一的に育成するための社会科の授業モデルを提示した。
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