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H.R.ギーガーを中心とする「サブカルチャー」の定義をめぐる日米比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 12710020
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 美学(含芸術諸学)
研究機関埼玉大学 (2001)
東京大学 (2000)

研究代表者

當間 千代子  埼玉大学, 経済学部, 講師 (80313170)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードH.R.ギーガー / サブカルチャー / カウンターカルチャー / カウンター・カルチャー
研究概要

本研究では、まず第1点として、絵画、イラスト、アルバムカバー・デザイン、テーマパーク、彫刻、家具デザイン、ギーガー美術館等の室内設計、映画・舞台設計等を含むHRギーガーによるほとんどの作品、ならびに関連文献資料に関わるデータを収集し、ギーガー関連の資料をデータベース化した。このことにより、データベースの活用が今後のギーガーならびにサブカルチャー関連の研究の便宜に寄与するという本研究の第1目標を達成した。次に第2点として、これらの資料分析を通じて、ギーガーを中心とする「サブカルチャー」の定義をめぐり、日米比較研究という観点から本研究では以下の点を明らかにした。ユダヤ-キリスト教主義における「神」の存在/不在が「サブカルチャー」という概念形成に大きく関与しているということ。日本におけるギーガー関連文化は、あくまでも商業主義的・ファッション主義的なものとしてとらえられ、一時の流行で終わってしまっている。一方、欧米におけるそれは、ゴシック文化、シュールレアリスム、ファンタジー、バイオメカノイド、ロックンロール、サイエンス・フィクション、エロス、グロテスク、死といった西洋文化圏において培われ、その長い歴史のなかで連綿と継承されてきた反キリスト教的要素を緻密に積み上げたカウンター・カルチャーである。これは、前者において「対抗」という要素が欠けていることと極めて対照的な現象であると考えられる。この点については、国内外の研究機関にて論文発表を行うというかたちをとることでひとつの成果とした。本研究の成果については近くインターネット上で公開を予定している。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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