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卵胞刺激ホルモン受容体遺伝子導入顆粒膜細胞との共培養による未熟卵子の成熟化

研究課題

研究課題/領域番号 12770903
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関新潟大学

研究代表者

藤田 和之  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (80219005)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード顆粒膜細胞 / FSH受容体 / 遺伝子治療 / アデノウイルスベクター / 未熟卵子
研究概要

diethylstilbestrolにて刺激した幼若雌ラット卵巣より穎粒膜細胞を採取、経時的に1251-FSHを用いたbinding assay法によるFSH受容体数およびFSH刺激によるE2産生能を測定した。
一方、ヒトFSH受容体遺伝子をアデノウイルスに組み込んだ組換えアデノウイルス(Ad-FSHR)を作成、培養1日目から4日目までにMOI10にて穎粒膜細胞に導入し、その2日後に同様にFSH受容体数、E2産生能を測定した。125I-FSHのFSH受容体への特異的結合量は培養0日目は845cpmであり、FSH刺激によりE2が2929pg/ml産生された。3日目の125I-FSH結合量は157cpmで、E2産生量も192pg/mlと減少し、5日目では結合量は155cpm、E2産生は99pg/mlであった。一方、Ad-FSHR導入穎粒膜細胞では、1日目導入では1251-FSH結合量が426cpm、E2産生は5940pg/mlと未導入細胞と比較して有意に増加していたが、培養3日目導入では結合量が262cpmと未導入細胞と有意な差が認められず、E2産生量も1010pg/mlと培養0日目より減少していた。
よってFSH受容体遺伝子の穎粒膜細胞への導入は、培養1、2日目では受容体数の増加やFSH刺激に対する細胞反応性の増強が得られたが、培養3日目以降では有意な効果が得られなかったことから、培養初期でのFSH受容体の遺伝子導入が適切であると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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