研究課題/領域番号 |
12877099
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研究種目 |
萌芽的研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
望月 秀樹 順天堂大学, 医学部, 講師 (90230044)
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研究分担者 |
水野 美邦 順天堂大学, 医学部, 教授 (30049043)
卜部 貴夫 順天堂大学, 医学部, 講師 (60291663)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2001年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アポトーシス / パーキンソン病 / アデノ随伴ウイルスベクター / caspase-1 / 遺伝子治療 / Apaf-1 / dominant negative / CuSOD / MnSOD / calbindin |
研究概要 |
神経疾患においてアルツハイマー病、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など原因不明で、現在も根本的な治療法は確立されていない。社会の高齢化とともに患者数は増加しており、大きな社会問題の一つになっている。 我々の教室では、パーキンソン病のなどの神経疾患の神経細胞死がアポトーシスであることをすでに報告している。これは多くの施設で追試され現在はanti-apoptotic agentが治療法の一つとして開発されている。また、近年アメリカを中心に、今まで治療法がなかった遺伝性代謝性疾患や癌などをターゲットに遺伝子治療が開始され、その有効性が多数報告されている。神経細胞にもadenoassociated virus vector (AAV vector)を用いて、高率に神経細胞に選択的に導入することに成功している。 今回我々はこれらの経緯をふまえ、神経細胞死を制御する遺伝子をAAV vectorに組み込みその発現を制御する方法を検討している。現在は、caspase-1 dominant negative inhibitor, Apaf-1-dominant negative inhibitorをパーキンソン病モデルマウスに発現してその効果を確認した。 具体的にはAAV vectorに組み込んだ系を用いて、それをマウス線条体に定位脳手術を用いて4ul投与し、その発現を確認した後にmouseにMPTP投与し、その神経細胞死の制御効果を検討したところ、AAV-Apaf-1-DNがその細胞死を抑制することが可能であった。この事実は、パーキンソン病の神経細胞死の機序を証明するばかりでなく、将来的な遺伝子治療の適応を示すことができた。
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