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都市的ライフスタイルの浸透と青年文化の変容に関する社会学的分析

研究課題

研究課題/領域番号 13301011
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関大妻女子大学

研究代表者

高橋 勇悦  大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (90014779)

研究分担者 富田 英典  仏教大学, 社会学部, 教授 (50221437)
西村 美東士  徳島大学, 大学解放実践センター, 助教授 (90237743)
小川 博司  関西大学, 社会学部, 教授 (80185511)
浅野 智彦  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00262220)
芳賀 学  上智大学, 文学部, 助教授 (40222210)
内藤 辰美  山形大学, 農学部, 教授 (00064098)
川崎 賢一  駒沢大学, 文学部, 教授 (20142193)
研究期間 (年度) 2001 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2003年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2002年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
キーワード若者 / メディア利用 / 音楽行動 / 友人関係 / 自己意識 / 道徳意識 / 恋愛行動 / メディア / 音楽 / 社会意識
研究概要

研究代表者は共同研究者とともに約1年間にわたって先行業績のサーヴェイを行ないながら調査票を設計し、2002年の9月に東京都と神戸市において、16歳から29歳の男女を対象に調査を実施した。また2003年には調査対象者に対してインタビュー調査を行なった。以下、データ分析によって得られた主たる知見を要約する。
1、音楽生活について:強く音楽にコミットする若者は、状況に応じて音楽を使い分けるとともに、よりマイナーな音楽を好む傾向が見いだされた。コミットメントの強さはまた自分らしさの肯定とも相関しており、音楽が若者のアイデンティティ構成の一つの要素となっている様子がうかがわれる。
2、メディア行動について:携帯電話のメモリ機能が若者にとっては人間関係のデータベースの機能を果たしており、それが複雑な関係のハンドリングを容易にしているらしいことがわかった。おそらくはそのために携帯利用頻度と友人数は相関しており、携帯利用が人間関係の希薄化を招くという通説は疑わしいことがわかる。
3、友人関係について:10年前と比較して、引きこもり傾向も、希薄化傾向も強まってはいないことが確認された。それよりもむしろ目立つのは友人関係の使い分けであり、これは自己の多元化(状況に応じた自己の使い分け)と相関していることが明らかにされた。
4、自己をめぐる意識について:自己意識の一貫性が緩み、多元化が進行していることが明らかにされた。それと同時に自分らしさがあると考える若者がこの10年間に大きく減っており、自分らしさを追求する欲望が、自己の多元化とともに弱まっている可能性がある。
5、社会についての意識:若者の規範意識が通説において言われているほど衰退はしていないことが明らかにされた。それと同時にこの10年間で大きな社会への関心が低下し、より身近な事柄への関心が相対的に高まったことが確認された。

報告書

(4件)
  • 2003 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2016-04-21  

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