配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2003年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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研究概要 |
本研究では,ベクトル最適化の解析的研究を幅広く行い,特に,錐鞍点の存在結果やベクトル均衡問題,及び集合値写像の凸性と半連続性に関する体系的な調査を行うと同時に,数理計画問題への応用として多目的配置問題の有効性についての研究も行った。得られた主な結果とその発表は以下の通りである。 1.ベクトル最適化における有効解の特徴づけと錐鞍点の存在性について,2001年8月に弘前大学,2003年8月に東京工業大学で「非線形解析学と凸解析学に関する第2回第3回国際会由(NACA2001,NACA2003)」で発表を行った。また,ベクトル値関数の錐鞍点の概念の基礎になっている多目的ミニマックス不等式に関する招待講演をNACA2003と,2003年11月台湾で開催された「非線形解析学と凸解析学に関する研究集会」で行った。さらに,2002年6月に奈良で多目的計画とゴール計画の理論と応用についての第5回国際会議(MOPGP'02)を開催し討論を行った。 2.集合値写像の凸性・半連続性のスカラー化関数に遺伝する性質についての研究についても,NACA2001,MOPGP'02,NACA2003で発表を行った。また,2003年9月に京都大学数理解析研究所で開催された「非線形解析学と凸解析学の研究」研究集会でも発表を行った。 3.多目的ゲームについての研究についてもNACA2001,MOPGP'02,NACA2003で発表を行った。 4.多目的配置問題に関する論文発表についてもNACA2001,NACA2003で発表を行い,京都大学数理解析研究所で招待講演を行った。また,福井工業大学で開催された日本OR学会「意思決定とOR」研究部会でも講演を行った。
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