配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2002年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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研究概要 |
角膜前面および眼球全体に起因する高次波面収差や不正乱視を定量化する方法を確立し,種々の疾患,病態,手術方法に応用し,眼球光学系の質を定量的に解析するとともに,視機能との関連を明らかにした. 角膜形状解析データをフーリエ解析し経時的に評価することによって,円錐角膜の経年変化を定量的に解析した(Ophthalmology 200;109:339).白内障眼において全屈折の高次収差が増加していること(JCRS 2002;28:438),そのパターンが核白内障と皮質白内障で異なることを報告した(AJO 2002;134:1).角膜移植後の抜糸による角膜形状の変化を定量化した(Cornea 2002;21:256).LASIKにおいて,近視の矯正量が大きいほど角膜高次収差が大きく増加することを見いだした(Ophthalmology 2002;109:1154).角膜前後面の前後偏位を正確に判定できるよう,カラーコードマップのスケールを基準化した(Ophthalmology 2002;109:1298).屈折矯正手術PRKにおいて,角膜後面の前方偏位の経時変化を報告した(Arch Ophthalmol 2002;120:896).白内障手術後の偽調節に角膜のコマ収差が関与していること,コマ収差が全くない眼では屈折異常の影響が大きくなることを明らかにした(IOVS 2002;43:2882).LASIKによる角膜前方偏位を,スリット型角膜形状解析の術後マップだけで評価することは誤りで,術前後の差分マップを使用する必要があることを明らかにした(Ophthalmology 2003;110:1926).角膜形状のフーリエ解析によってペルーシド角膜変性症の経年的な進行を定量化した(Jpn J Ophthalmol 2003;47:523).核白内障によりコマ収差が増加し,単眼における三重視が発生することを報告した(Am J Ophthalmol 2004;137:361).
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