研究課題/領域番号 |
13680046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 仙台大学 |
研究代表者 |
佐藤 佑 仙台大学, 体育学部, 教授 (80048595)
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研究分担者 |
鈴木 省三 仙台大学, 体育学部, 教授 (00179219)
中川 功哉 仙台大学, 体育学部, 教授 (50001798)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2001年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 高齢者 / 運動処方 / QOL / 歩行数 / ストレッチング / リズム体操 / 生活体力 / ダブルプロダクト / みんなの体操 / ウォーキング / レジスタンス運動 |
研究概要 |
平成13年度:1回の運動時間が30〜50分間、週1回、21週にわたりストレッチングやリズム体操など極めて軽度な運動を高齢者54名に実施させた。第5週と第19週に体力テストを実施した。体力テストは開眼片足立ち、握力、長座体前屈、ステッピング、3分間歩行および生活体力である。54名中40名が2回のテストを受診することができた。総合点により体力を評価すると、不変の1名を除いて39名が確実に向上した。静的テスト項目より動的なテスト項目に大きな改善が認められた。 平成14年度:19名が14年も同様な運動内容を実施した。総合点により体力を評価すると前年に比べて低下した6名を除いて、13名に維持、改善が認められた。1日の活動量をみるため、1年間万歩計による歩行調査を実施した。その結果、男女10名の1日の歩行数の平均と標準偏差は8833±1387歩であり、健康日本21に示された2010年の目標値である男子6700歩、女子5900歩をはるかに凌駕していた。週1回の定期的な運動が年間を通じての歩行習慣を定着させたものと推測される。 結論:高齢者は一般的に加齢とともに急速に体力が低下するが、週1回の極めて軽度な運動を定期的に実践するだけで、体力の改善が認められる傾向にあった。参加者の95%が以前より元気になったと報告し、なかには腰痛が無くなった、高血圧により通院している人の収縮期血圧が低下した、膝が痛くて座れなかった人が楽に座れるようになったなど、高齢者の生活の質が確実に向上する事実を観察することができた。
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