研究課題/領域番号 |
14002011
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
石井 俊輔 独立行政法人理化学研究所, 石井分子遺伝学研究室, 主任研究員 (00124785)
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研究分担者 |
島田 信量 独立行政法人理化学研究所, 石井分子遺伝学研究室, 基礎科学特別研究員 (80391978)
石田尾 武文 独立行政法人理化学研究所, 石井分子遺伝学研究室, 協力研究員 (20391857)
品川 敏恵 独立行政法人理化学研究所, 石井分子遺伝子学研究室, 研究員 (70344041)
古倉 健嗣 独立行政法人理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 基礎科学特別研究 (30344039)
田中 康範 独立行政法人理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 研究員 (80311348)
高木 豪 理化学研究所, 分子遺伝学研究室, 研究員 (70300879)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
594,100千円 (直接経費: 457,000千円、間接経費: 137,100千円)
2006年度: 120,900千円 (直接経費: 93,000千円、間接経費: 27,900千円)
2005年度: 120,900千円 (直接経費: 93,000千円、間接経費: 27,900千円)
2004年度: 120,900千円 (直接経費: 93,000千円、間接経費: 27,900千円)
2003年度: 110,500千円 (直接経費: 85,000千円、間接経費: 25,500千円)
2002年度: 120,900千円 (直接経費: 93,000千円、間接経費: 27,900千円)
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キーワード | 遺伝子発現 / 転写制御 / 転写メディエーター / 転写因子 / 発生 / マウス / ショウジョウバエ / 立体構造 |
研究概要 |
転写メディエーターを介した転写制御を明らかにするため、4つの項目について研究を行い、以下の成果を得た。 1)コアクティベーターとコリプレッサーの使い分けの機構:転写因子c-Mybには、コアクティベータCBPとSkiなどのコリプレッサーが、競合的に結合することを明らかにした。また、がん抑制遺伝子産物p53がc-Mybに結合し、コリプレッサーmSin3Aをリクルートし、転写を抑制することを明らかにした。 2)細胞外シグナルによるメディエーターの活性制御機構:Wntシグナルの活性化によって、キナーゼ活性を有するコリプレッサーとして報告されていたHIPK2が、MAPキナーゼファミリーの一つNLKと共に、c-Mybに結合し、NLKによるc-Mybリン酸化、プロテアソーム依存的なc-Myb分解を誘導することを明らかにした。 3)メディエーターの生理的役割:Ski変異マウスにおける形態異常を解析し、Skiがヘッジホグシグナル伝達経路で機能する転写因子Gli3のコリプレッサーとして、機能することを明らかにした。また転写因子Shn-2の変異マウスを解析し、Shn-2が、脂肪細胞分化に必須のPPARγ2遺伝子の転写に必要であること、そしてShn-2は、複数の転写因子とCBPなどのコアクティベーターとが、効率良く相互作用するための、プラットフォーム因子として機能することを明らかにした。 4)転写制御における核内構造体の機能解析:クロマチンの核内局在を制御することによって、発生を制御する因子を同定し、その作用メカニズムを解析した。
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