研究課題/領域番号 |
14360060
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学・応用生物化学
|
研究機関 | 秋田県総合食品研究所 (2004) 独立行政法人食品総合研究所 (2002-2003) |
研究代表者 |
伊藤 義文 秋田県総合食品研究所, 所長 (70135127)
|
研究分担者 |
木村 啓太郎 独立行政法人食品総合研究所, 応用微生物部, 主任研究官 (20353980)
神尾 好是 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00109175)
|
研究期間 (年度) |
2002 – 2004
|
研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
|
配分額 *注記 |
12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
|
キーワード | 緑膿菌 / ポリアミン代謝 / 二成分制御 / カタボライト制御 / 窒素制御 / グルタミン酸代謝 / 酸化還元酵素 / 転写制御 / 参加安元酵素 / 二成分制御遺伝子 / ヒスチジン代謝 / シグマ54 / 転写因子 / リン酸化 / アルギニン / ヒスチジン / 代謝オペロン / ポリアミン / プロリン |
研究概要 |
Pseudomonas aeruginosa(緑膿菌)のヒスチジン代謝オペロンの発現は、コハク酸(カタボライト制御)とアンモニア(窒素制御)によって抑制されることを確認した。NtrB-NtrC二成分制御系はヒスチジンを窒素源としての利用するのに必須である。構成的な転写活性をもつNtrCを作る変異株は、アンモニアの抑制と同時に、コハク酸によるカタボライト制御も受けなくなる。従って、構成的な転写促進活性を持つNtrCを作るntrC変異細胞の本オペロンは、炭素と窒素の制御を受けなくなると推察され、CbrA-CbrB二成分制御系がヒスチジンオペロンのカタボライト制御を担っていることが示唆されている。本年度は、CbrBはNtrCの結合配列(AG/CG/CCG/CCA/C-5 bp-GG/CTGA/CA/G)を含むDNA断片に結合することを明らかにした。さらに、未同定の誘導性転写因子が関与するポリアミン代謝系(J. Bacteriol.,184,3765[2002])のカタボライト制御におけるCbrA-CbrBの役割を解明するため、ポリアミン代謝経路を確立することとした。ポアミン代謝との関連が不明なスペルミジン脱水素酵素(SphD)を精製し、ポリアミンの切断様式を明らかにした。次いで、N末端配列から該酵素遺伝子を特定し、spdH遺伝子破壊を作出した。破壊株はポリアミン資化性を保持していることから、第二の代謝酵素遺伝子の存在が示唆された。本金はSpdHの他に誘導性のポリアミン分解酵素を持つこと、その誘導性酵素はスペルミジンをジアミノプロパンとアミノブチルアルデヒドに分解することを明らかにした。
|