研究分担者 |
友竹 偉則 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (70263853)
川本 苗子 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40335823)
渡邉 恵 徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40380050)
山下 菊治 徳島大学, 歯学部, 助教授 (30182497)
蟹谷 英生 徳島大学, 歯学部, 助手 (10294711)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2004年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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研究概要 |
本科学研究費では,In vitroにおいて,マウス骨芽細胞様細胞MC3T3-E1に対してガラスシリンダーで直接圧縮力を加え,RT-PCR法,cDNAマクロアレイ,cDNAマイクロアレイにより遺伝子発現の変化を調べた。また,他のメカニカルストレスとして,静磁場,微小パルス磁場に注目した。圧縮力を加える実験では,RT-PCR法によりshare stressなどのメカニカルストレスにおいて発現が上昇すると報告のあったCOX2(cycrooxigenase-2),c-fos, ALP(alkalinphosphatase)mRNAは,圧縮力の大きさ依存的に増加した。さらに,他の細胞C2C12細胞(マウス筋芽細胞),NIH3T3細胞(マウス線維芽細胞)においても同様の実験を行ったが,MC3T3-E1細胞と同様の結果を得た。圧縮力をかけることに対して細胞の生存率には変化がみられなかった。また,骨形成関連遺伝子がスポットされてあるcDNAマクロアレイでは,BMP4,BMP7のような,骨芽細胞の分化時に発現が上昇する遺伝子が圧縮力を加えることにより上昇し,これらのことから骨芽細胞様細胞が分化傾向にあることが示された。そして,cDNAマイクロアレイ法において,圧縮力を加えることにより特異的に発現が上昇した遺伝子を網羅的に調べた結果,Hsp25(Heat shock protein 25KDa)が発現が上昇していた。今後,Hsp25の発現に着目してHsp25が骨芽細胞の分化に関与しているかどうか追求していく予定である。また,静磁場,微小パルス磁場における実験でも,COX2,c-fos遺伝子の発現が認められた。 チタンに対する免疫応答の実験も行ったが,チタンはNi(ニッケル)に比べて免疫応答が少なく,アレルギーを起こしにくいという見解を得た。
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