研究課題/領域番号 |
14510182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 独立行政法人国立特殊教育総合研究所 |
研究代表者 |
武田 鉄郎 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 主任研究官 (50280574)
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研究分担者 |
篁 倫子 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 統括主任研究官 (10280570)
山本 昌邦 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (80262400)
原 仁 独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 病弱教育研究部, 部長 (40120034)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2003年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2002年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 心身症・神経症等 / 不登校 / CBCL(=Child Behavior Checklist) / TRF(=Teacher's Report Torm) / YSR(=Youth Self Report) / 病弱養護学校 / 情緒・行動評価 / TRF(=Teacher's Report Form) / 心身症・神経症 / CBCL (=Child Behavior Checklist) / TRF (Teacher's Report Form) / YSR (Youth Self Report) |
研究概要 |
本研究の目的は、心身症・神経症を伴う不登校児の心理・行動特性及び指導法について明らかにすることであった。成果として、(1)心身症・神経症等の児童生徒の実態把握と教育的対応に関する文献研究を行い、(2)心身症・神経症等の児童生徒163名を対象に、米国のT.M.Achenbach博士らが開発し,国際的に通用している子ども用の情緒や行動の包括的な質問紙[親用のCBCL(=Child Behavior Checklist),教師用のTRF(=Teacher's Report Form)と本人用のYSR(=Youth Self Report)]を実施した結果、TRFでは63%の児童生徒が臨床域(治療を要する域)あるいは境界域(臨床域と正常域との間)にあることを明らかにした。(3)また、心身症・神経症等の児童生徒に対する自立活動を核とした指導内容、評価の視点について提言し、(4)CBCL,TRF、YSRのいずれかを実態把握に使用し、本人,親教師の評価が著しく乖離しているケースや重症のケースの事例研究を行い、学校適応への障壁,その再適応への過程を探った。その結果、病弱養護学校に適応してくると、CBCL等の検査の下位尺度(引きこもり、身体的訴え、抑うつ不安など)が臨床域、境界域にあった者が、数ヶ月後、本人、教師、親の3者の検査の値が低くなり、情緒面や行動面で安定したことを事例研究により明らかにしたなど、があげられる。これらの結果を報告書にまとめた。
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