研究課題/領域番号 |
14510382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
後藤 明 東洋大学, 文学部, 教授 (50079224)
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研究分担者 |
赤堀 雅幸 上智大学, 国語学部, 助教授 (20270530)
東長 靖 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (70217462)
三沢 伸生 東洋大学, 社会学部, 助教授 (80328640)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2003年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2002年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | スーフィズム / 聖者 / タリーカ / イスラーム神秘主義 / 民衆イスラーム / アラブ / トルコ / シャリーフ / 聖者信仰 |
研究概要 |
東アラブおよびトルコにおけるスーフィズム・聖者信仰複合について、諸概念に対する通説レベルの理解の再検討と、文献および現地調査に基づく詳細な実態研究の推進を旨に、各個に研究を進めるとともに、若手研究者に機会を与えることを意識して研究会を実施した。さらに、学会等で口頭により成果発表を行うとともに、成果刊行の準備を進めた。 研究会は平成14年度4回、平成15年度6回を数えた。平成16年1月に開催した研究会は、2日間にわたり本研究の総括と展望を検討した。また、関連文献について東洋大学アジア文化研究所所蔵として一定の収集を行った。 成果発表としては、平成15年12月に九州史学会においてシンポジウム「歴史のなかのスーフィズム」を組織し、全研究分担者4名と研究協力者3名がこれに能動的に参加した。また、平成14年9月には第1回世界中東研究世界大会(於ドイツ・マインツ)において、東長・赤堀がパネル"Sufi Saints and Non-Sufi Saints : Sacredness, Symbolism, and Solidarity"を組織し、両名が研究発表も行った。東長は2004年3月に日本中東学会主催国際ワークショップ"Changing Knowledge and Authority in Islam"(於東京大学)でもセッションの組織と発表を行い、赤堀が司会を務めた。 成果刊行については、平成16年度に後藤・三沢を担当として『東洋大学アジア文化研究所年報』39(2005)に和文で、赤堀を担当として『上智アジア学』22(2004)に英文で特集を組むべく執筆と編集を進めている。また、同年度に出版が決定している論集『イスラームの神秘主義と聖者信仰』(赤堀・東長・堀川徹編、東京大学出版会)にも、本研究の成果は十全に生かされている。 今後は対象地域をより広くして、本研究の主題に関する総合的研究を展開する段階に進む予定である。
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